「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「東西「駅そば」探訪」(鈴木弘毅)


ビジネスマンにはなくてはならない「駅そば」。私が好きなのは京急品川駅の「えきめんや」「玉ねぎ天そば」です。(・∀・)


この本は、このブログでも何度か紹介している「駅そば」研究の第一人者・鈴木弘毅氏が、綿密な取材と豊富なデータをもとにおくる東西「駅そば」の最新事情。 そのエッセンスを紹介しよう。


富山駅の中にある2軒の「駅そば」のうち、越中そば』は関東風



『源(みなもと)』は関西風であるという点、



そして富山市内のそば点には関東風のつゆで出す店と関西風のつゆで出す店が混在しているということに鑑みて富山駅を巻頭と関西の境界とみなしています。


・すっかり名物になったJR山陽本線姫路駅の「えきそば」は、つゆは和風ダシ、麺は中華麺というミスマッチのメニューです。



関東で食べられるのは、JR中央線立川駅改札内の『長田本庄軒。朝の時間帯に限り、焼きそばのの麺を温かい和風ダシで食べる「駅そば」を販売しています。



・かけそばの上に生卵を載せたもの、それが月見そば。そう考える方が多いと思いますが、関西には、生卵を「麺の上に乗せてからつゆを注ぐ」店が多いのです。


天ぷらと卵(玉子)で「天玉」。よく考えれば卵は「月見」と表記することが多いわけで、なぜ「天月」と呼ばないのだろうという疑問も湧いてくる。(全国的に見れば「天付き」と表記する店もわずかながらあります)関西では「スタミナ」という表記が多いです。大阪市営地下鉄四つ橋線西梅田駅の南改札の地下街・ドージマ地下センターにある「都由(つゆ)」の「スタミナそば」のトッピングは天ぷらと生卵なのですが、生卵は、先に乗せて白身を凝固させています。この店では、天ぷらのほかに「かき揚げ」も用意しています。乾燥天ぷらよりも20円高い設定ですが、具沢山の野菜かき揚げです。



・JR大阪環状線鶴橋駅ホームの「浪速そば」では、金属製の器に盛りつけた「大阪鶴橋冷麺」を食べることができます。麺のコシが強く、心地良い歯ごたえを楽しめる一杯です。



・関東に暮らす人々にとって「いか天」はそば・うどんのトッピングとして日常的に目にするもので、むしろこれが「関西には扱う店がほとんどない」ということに驚くのではないでしょうか。


駅弁もいいけど、あったかい駅そばでその土地の食文化を知るっていいよね。オススメです。(・∀・)!