「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「書斎の鍵 父が遺した「人生の軌跡」」(喜多川泰)

年間300〜400冊の本を読破する習慣が身について早いもので、15年くらいになる。そしてそれを、この「一日一冊一感動!小野塚輝の感動の仕入れ!日記」に公開して約9年になる。早いなあ〜!


常に、図書館から20冊借りていて、20冊予約をしている。週三回くらいは通勤前に、図書館に行き、読み終えた本を返しつつ、予約した本を受け取るのだ。かといって、趣味が読書というつもりはない。読書家といわれるのが歯がゆい。なぜ、本を読むのかというと、偉大な先人たちが遺した本を可能な限り読んで、自分の仕入れにしたいからなのだ。

さて、この本は深いよ〜!(・o・)


・一つの物語を読むとね、頭の中に登場人物とか、その場面というか情景が浮かんでくるでしょ。そうやって自分の想像の中で世界をつくり上げて、その世界の中で物語が進んでいくの。私にとっては、一つの物語を読むことは自分一人しか知らない世界を旅したことと同じだったの。今でもそうね。だから、一生懸命誰かに伝えたかったのよ。私が見てきた世界の話を。


・小説にはいろんな人が出てくるでしょ。嬉しいこと、悲しいこと。ピンチの連続に、勇気や感動。ぐうたらな人もいれば、必死で生きてる人もいる。そして、たとえ小説であっても私が主人公の生き方に共感できるとき、それはただの作り話ではなくなるの。生き方の指針にすらなるわ。私もそうありたいって思えれば、人生を支えてくれる力になる。そのおかげで今の私があるのよ。


素晴らしい人生を保証してくれるのは、才能ではなく習慣だ。我々が人生で手にるすものは、才能ではなく、習慣が決めている。どれほど遺伝的に健康に生まれてきても、生活習慣や思考習慣が悪いと簡単に病気になるし、それでも改善しなければ死に至る。良くも悪くも、我々の人生は、我々の手にした習慣の産物とも言える。だから、よい習慣を持っている者は、人生において、よいものをたくさん手に入れることができる


人間の行動は心に左右される以上。この『心の習慣』をよくしない限り、よりよい人生になることはない。だから、我々が身につけるべき習慣は、心を強く、明るく、美しくするための習慣ということになる。そいういった心から生み出される、言葉、行動、結果は、生きているずっとその人を幸せにしてくれる。人生に大きな意義を与えてくれる。そういう習慣を持つ者は、自分だけではなく、たくさんの人を幸せにすることができる。


一日生きると一日分だけ、身体は確実に汚れます。その汚れを落としてから、一日を終えたいと思うものです。それでは心はどうでしょう。人間は一日生きると、否応なくいろいろな出来事や情報にさらされます。自分の心を弱くするような言葉や、美しく光輝く心を曇らせるような言葉、未来に対する希望が打ち砕かれる言葉、自分には価値が無いんじゃないかと思わされるような言葉…そんなたくさんの言葉があるれる中に一日中、身をおいて、家に帰ってきます。僕たちは気づかないうちに、心にもいろいろな汚れをくっつけて帰ってきているのです。【心のお風呂】に入らなければ。前日の心の汚れはそのままで一日を終えます。【心のお風呂】とは何でしょうか?それは【書斎】なのです。


【書斎】は【心のお風呂】です。ここで言う【書斎】とは、自分が読んだ本が並んでいる空間=ライブラリーのことです。

一冊の本と出会うことで、心が楽になることがあります。
一冊の本と出会うことで、前に進む勇気をもらえることがあります。
一冊の本と出会うことで、未来が少しだけ明るく見えることがあります。

自分の人生が楽しみになったり、人に対して優しくなれたり、新しいものの見方を教えてくれたり。自分の生きる意味を見つけ出したり、自分の生き方を180度変えるきっかけになったりすることもあります。


自分の人生に影響を与えてくれる本と出会い、棚に並べていくのです。一日の終わりに、数十秒でもいいので出来上がったマイライブラリーの前に座って、背表紙を見つめると忘れかけていた大切なものを思い出すことができます。一日の生活の中でたくさんくっついてしまった心の汚れを落としてから眠ることができます。素晴らしい10冊の本と出会う頃には、「人生を変えるような本と出会う喜びは、何物にも代えがたい幸せだ」ということを知ります。10冊だと【心の洗面所】、100冊だと【心のシャワールーム】、自分の人生を変えてくれた本に囲まれた1000冊の【心のお風呂】つまり【マイライブラリー】が出来上がります。


生まれた環境が「手に入れるもの」の質や量を決定していないことは、多くの伝記を読んでみればわかります。貧しく恵まれない環境に生まれた人の、子どもの頃の貴重な体験が、将来の大きな活躍につながっている、ということに気付かされます。「人生で『手に入れるもの』は才能によっても決まらない」別のもので決まっているということです。それは習慣です。素晴らしい才能が素晴らしい結果を引き寄せるとは限りませんが、素晴らしい習慣が素晴らしい結果を引き寄せることは、どの時代のどの国にでも成立する真理です。


読書の習慣は、いま最も大切にされていない最も大切な習慣です。「読書の習慣がある会社員」と「読書の習慣がない会社員」では、知識の量、考え方の幅、人の心を理解する能力が大きく違います。自分の気持ちをリセットする能力や、「自分の機嫌は自分で取る」という自己管理能力も大きく違ってきます。これらが違うといういことは、目の前の人を喜ばせる能力が違うということです。つまり、出会う人を幸せにする能力が大きく違うことになります。


・この真理はすべての職業、すべての立場の人に当てはまります。

「読書の習慣がある◯◯と、ない◯◯とでは、人生において感じ取る幸せに大きな開きがあると同時に、周りの人を幸せにする能力も、受け取る報酬も大きく異なる」この「◯◯」の中には、公務員、先生、アルバイター、大工、美容師、母親、学生、受験生、サッカー選手、隣人、医者、役者、日本人……。そしてこの読書習慣の真理をよくわかっている人たちがいます。それは企業の経営者たちです。


人間の一生は、要約すると「生まれて、生きて、死ぬ」ということ。これはすべての人間に共通しています。しかし、その間に経験することは、一人として同じではありません。すべての人が「人と違う人生」を生きるのです。どんな経験をする人生にするのか。
生まれてから、死ぬまで。たった一度きりの人生という旅路では、できる限りたくさんおことを経験して、いろいろな景色や感動を味わったほうがいい。自分の知っている世界が広くて深いほど、同じものを見ても広く深く感じられるようになっていきます。広く感じる。深く感じる。これが人生の旅路では、一番の楽しみだと言えます。読書は、自分の世界を広く、深くしてくれます。一つの事柄に対していくつもの世界があることを見せてくれるのもまた読書です。読書の習慣によって、人生に起こる変化は劇的です。僕は、人生に劇的な変化を与えてくれる本が好きです。もちろん、よい変化です。


人生は「幸と不幸」「喜びと悲しみ」「成功と挫折」が交互にやってくる「振り子」のようなものです。成功と挫折を繰り返しているような、人生の振れ幅が大きい人が書く本に出会うと「苦しいから、つらいからこそ、もう少し生きよう」という勇気がわいてきます。


読書は本の中の偉人の志を受け継ぎ、エネルギーを受け取ることはできるのです。


「魂が震えるほどの人」たちとは本の中で簡単に出会うことができます。


本の中の、「書斎のすすめ 読書が「人生の扉」をひらく」「自分が読んだ1000冊の本に囲まれて生きてみよう」 は良い!実に良い!うわ〜!!!書斎を作りたくなっちゃったなー!読書好きな方、読書をしない方、いずれも超オススメです。(T_T)