「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「僕たちのヒーローはみんな在日だった」(朴一)

いや〜知らなかったっ!そうだったのかー!(・∀・)

「日本中を沸かせるサッカープレーヤー、プロ野球界屈指の名選手、プロレス「最強伝説」の男、カリスマアクションスター、昭和最後の銀幕美女、国民的演歌歌手――現代日本の芸能、スポーツ界を支えるコリアンパワーの真実」そのエッセンスを紹介しよう。


在日コリアンとは、国籍とは無関係に、日本で定住しつつも、朝鮮半島にルーツを持つ人々を概念化したものである。したがって、このグループには、韓国・朝鮮籍を持つ人々ならず、すでに日本の国籍を取得した韓国(朝鮮)系の人々も含まれている。


スポーツ界や芸能界に、日本では在日コリアンの人が多いということをみなさんはご存じだろうか。ところが在日コリアンは芸能界で活躍している割りには目立たない。なぜ目立たないかというと、そういう人たちの多くが自分の出自を隠し、日本の名前で活躍してきたからである。こういういびつな構造が日本のスポーツ界や芸能界において、どういう経緯で生まれてきたのか。これが本書で考えてみたい根源的課題である。


力道山「日本の植民地時代にわしら朝鮮人は虫けらのように扱われたんだ。隠していかないと生きていけなかったんだ。いまこうして国民のヒーローになったわしが朝鮮人だと言ってみろ。ファンがどれだけ落胆するか、貴様になにが分かるか」


松田優作「本当のことを知れば、おまえは俺から逃げていく。絶対に逃げる」


つかこうへいには、やはり「いつか公平な社会に」というメッセージが込められているという気がしてならないのである。


その他、和田アキ子の独白」「阪神タイガースの躍進を支えた三人の在日コリアン」「美空ひばりの伝説」「紅白歌合戦在日コリアン」「力道山の苦悩」「都はるみカミングアウトの波紋」など。


国境を超えて、世界が一つになればいいのにね。オススメです。