「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「わかりあえる理由 わかりあえない理由」(デボラ・タネン)

なぜ、男にとって女は永遠の謎なのか?なぜ、男女の会話スタイルには根本的な違いがあるのか?

その秘密はこの本にありました。「男と女の会話」に耳を傾けながら、なぜかお互いの間に起こりがちな誤解にスポットを当て、すれ違う男と女の心にひそむ謎を解き明かしていく。そのエッセンスを紹介しよう。


男は互いに一段上か一段下かという「地位」を重んじる階層的な序列の中に身を置いて行動しているのだ。そうした世界では、会話は自分の優位を獲得または維持し、他人から見下されたりナメられたりしないようにわが身を守るかけひきだと考えられる。結局、男は社会を「競合」の場としてとらえ、その中で自らの「地位」を築き、劣敗を避けるために奮闘しているのだ。「独立」ー他人に従属・依存しないことーが重視される。そして、そこでは個人間の優劣があからさまに競われ、命令を下す者が一段高い地位に経ち、それに従う者が一段低い地位に立たされる。


女は社会をひとつの「共同体」としてとらえ、その中で互いの「和合」を築き、孤立を避けるために奮闘しているといえる。「和合」を大切にする女の社会においては「親和」ーお互いが親しみ和すことーが重視される。そこでは個人間の相違は最小限に抑えられ、総意が優先されて、周囲から抜きん出ることは嫌われる。


たいていの女性は、夫や恋人に相談をもちかけるのを、とても自然なことと考えている。けれども男性は、決断を下す際、自分ひとりで決めてしまう場合が多い。女は、話し合うことに「親和」を感じ、決断もお互いの合意のもとに下されることを望んでいる。ところが、男は、とるに足らない(と思えるような)決断を下すのに、妻や恋人を相手に長ったらしい話しあいなど不要だと考える。しかも、誰かに相談しなければ行動できないのは、ひとつの束縛であり、「独立」の危機として受け取ってしまう


なるほど…わかるんだけどねえ…。(^_^;) やっぱり女ゴコロはムズカシイ。オススメです。(・∀・)