「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「声」は見た目よりものをいう(竹内一郎)

数年前にブレイクした竹内一郎氏の「人は見た目が9割」

さてこの本は、言葉の中身よりも「声」の重要性について綴った本。そのエッセンスを紹介しよう。


「声の優しい人」「声の綺麗な人」が人に好かれる傾向が高いことは、誰しも心当たりがあるでしょう。一方、「あの人の声を聞くだけで嫌になる」という人もいます。「声」も、人が伝える大きなメッセージです。同じ言葉で、声によって、伝わり方は天と地ほどの違いがあると言っても過言ではありません。なぜ、これほど大事なことを、学校で教えないのでしょうかー。それは、おそらく「いい声」の定義が難しいからです。算数や国語と異なり、「正解」のない世界なのです。


・一般的に、コミュニケーションのことを「読む」「書く」「聞く」「話す」と言います。しかし私は、大事な順序に並べると「聞く」「話す」「読む」「書く」ではないかと思います。


・最近の日本の総理の声はどうでしょうか。菅直人鳩山由紀夫麻生太郎福田康夫安倍晋三…。申し訳ないほどに、皆さん弱々しい。私は好きな政治家ではありませんが、小泉純一郎まで遡らないと、声そのものに力のある総理はいないと言ってよいと思います。少なくとも、アメリカ大統領は、弁論術を鍛え、同時に大衆に訴える声を身に付けて選挙に臨んでいます


声の正字は「聲」です。耳という字が入っています。声という字を作ろうとしたとき、「耳」を入れなくてはならない、と考えた中国人の知恵には脱帽するほかありません。声は自分が発しただけでは、その声を正しく伝えたことにならない。空気を振動させ、他人の耳に入り、鼓膜を震わせて初めて「声」になります。


通る声は「七分の力で発した声」です。声が「大きい」と「通る」は異なります。そこにいる人に「届かせる気持ち」が「通る声」を作っていくものなのです。


・声優の山寺宏一さんはラジオのパーソナリティとして苦戦していた時、ディレクターに次のように言われたようです。「とにかくテンションを上げろ。テンションの高いことで知られる『バッキー木場』という人気のパーソナリティがいるだろう。あの人のテンションに負けるな。そうだ。お前は今日からバズーカ山寺だ。テンションだけは絶対に下げるな」それ以来、テンションの高さでは日本では屈指のタレントに成長してきました。


確かにステキな声は惹きつけられるよねー!超オススメです。(・∀・)