一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「お箸の秘密」(三田村有純)

私のカバンに常に入っているのが五角形の「マイ箸」。もう使い続けて20年くらいになるだろうか。割り箸を出さないお店でも常に使っている。それはわたしなりのこだわりがあるからなのだが、さて、この本。そんな箸のヒミツが隠されているのだ。そのエッセンスを紹介しよう。


・お箸はただの二本の棒ですが、こんなにありがたい棒はありません。一膳だけで様々な仕事をするお箸は、日本が世界に発信する文化の一つです。世界の食事は、手食の文化、ナイフ・フォーク・スプーンの文化、箸・ナイフの文化、箸・スプーンの文化、箸の文化に分かれます。その中で、日本人は伝統的にはお箸だけで食事する唯一の民族ですから、長い時間をかけてお箸を美しく完成させてきました。


「はし」の「は」は、何を意味するのでしょうか。顔の中にHA=ハという発音をするものにハナ=鼻とハ=歯があります。これらは異界のものを取り入れる最初の機関です。鼻は香りを最初に感じ、歯は食べ物を最初に触れる部分です。そして先端についています。


シ=何を表すのでしょうか。「ちょっとうるさいな」と思った時「しっ」と言います。この動作は、皆で狩りに行って、向こうに動物の臭いや気配がした時に、人差し指を口に当てて止まれ、動くなという動作をします。このときに発している言葉は「しっ」という発音です。この「しっ」を日本人は「固まる、止まる」という意味でも使い始めていったのです。


つまり「遠くにある異界のものと自分を含めたこちらの部分をつなぎ止める」という意味があるわけです。「お箸」は「他の命と自分の命をつなぐ」ものです。ブリッジの「橋」というのは「向こう側とこちら側をつなぐ」という意味です。「柱」はこの世と天空をつなぐものです。「梯子」は高さの違う所をつなぐものという意味。


つまり日本人がお箸を使い始めたというのは、今多くの本に書かれているように古墳時代以降に中国から入ってきた文化であるという通説は間違いである、というのが私の説です。


・昭和のはじめぐらいまで、日本では、一人ひとりの前にお膳をおいて、食べていました。お箸の数え方を一膳、二膳と呼ぶのはここから来ています。正座をして背筋を伸ばし、お膳から椀を手にとって、箸を使います。音をたてず、少しずつ箸でつまんで、静かに食べるように躾けられました。


やっぱりマイ箸はやめられない。オススメです。(・∀・)!