「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと

この本は実に考えさせられるなあ…。オドロキだなあ…。(*_*)

「戦後日本の歪みは占領政策から始まった。 占領文書250万ページを読破して明らかになった驚愕の新事実。この一冊でアメリカが行った占領政策のすべてが分かる」そのエッセンスを紹介しよう。


・昭和20年から27年4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効するまでの6年8ヶ月ほどの間、ダグラス・マッカーサーが率いる連合軍最高司令官総司令部、いわゆるGHQ支配下に置かれて占領時代を贈ることになりました。その間、占領軍は日本の民主化の名の下、さまざまな改革を日本に強いてきました。それは日本の伝統文化を破壊し、日本人から歴史を奪い取る行為でした。今日の日本が経済的な成功を収めているというのは確かでしょうが、その一方で精神的な荒廃は目を覆うばかりです。家庭でも学校でも会社でも、かつての日本には見られなかったような事件が多発しています。


・占領軍の「ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム」(日本人に戦争犯罪の意識を刷り込む情報宣伝計画)によって、自分の目で見ることができず、たえず占領軍の目で見て、占領軍の目で物を書くようになってしまった。それが戦後ジャーナリズムの歪みの源にあるのではないか、同時に、戦後の日本人が精神的に荒廃した原点がそこにあると考えています。


・1945年10月11月のGHQ月報「占領軍が東京入りしたとき、日本人のあいだに戦争贖罪意識はまったくといっていいほど存在しなかった。彼らは日本を戦争に導いた歩み、敗北の原因、兵士の犯した残虐行為を知らず、道徳的過失の感情はほとんどなかった。日本の敗北は単に産業と科学の劣勢と原爆のゆえであるという信念が行き渡っていた」戦争に負けた直後の昭和20年9月の時点では、日本人には戦争への反省の意識はなかったこということがわかります。それが今日ですべて日本が悪かったのだという謝罪を繰り返すようになっています。そのような意識が醸成されたのは、実はそこに「ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム」の影響があるのです。


著者は語る。「戦後思想とか戦後教育の問題は、すべて占領軍の目を気にしたおびえのような自虐意識から生まれてきています。その原点をきちんと実証的に解明して、「それは誤解である」ということを世界に向かっても日本人に向かっても明らかにして「日本を取り戻し」たいというのが、私が本書を書いた一つの目的です」


多くの日本人に読んでいただきたいなあ。オススメです。(・∀・)