数年前にベストセラーになった「人は見た目が9割」。
このブログを始める前だったね。さあ、この本は実践編だよー!そのエッセンスを紹介しよう。
・初対面の人を「魅力的な異性」「魅力的な同性」「平均的な異性」「平均的な同性」と判断するのに、約0.5秒しかかからないようだ。だから一目惚れはあって当然なのである。朝、駅の売店でスポーツ新聞や週刊誌を買うときも、私たちは0.5秒で決めている。
・営業などの仕事でも、お得意様と何度会ったか、が重要だ。最近はメールが仕事の中の比重を大きく占めるが、メールは言語情報にすぎない。実際に会えば、お互いの表情まで読める。情報量が一気に増えるのだから、会うに越したことはない。
・言葉が文字中心になったのは、グーテンベルクが活版印刷術を発明した十五世以降なので、たかだか五世紀余りという、ほんの短いあいだのことなのだ。人間の情報伝達の基本は、五感すべての「総合」なのである。私たちはとてもなく長いあいだ。五感で受け止めた情報を遺伝子に蓄えてきている。一冊の本も読まなくても、人間には膨大な量の情報が蓄積されている。
・私は講演では、図表やグラフを使わないし、格好良くデザインすることも、カラフルにすることもない。基本的には、作家だから言葉を信じている。さらに演劇人だから、言葉に加えて、話し言葉の力や自分の表情を大切にする。ある女性研究者が「竹内さんの講演のときには、聴衆はスクリーンでななくて竹内さんを見ていました。だから集中できました」
・芝居では、主役タイプと脇役タイプは、画然と分かれている。主役の場合、生まれ持った「華」があるかないか、が大事だ。華は努力で身につけられるようなものではないのだ。ところで「華とは何だ?」と問われても答えられない。だが、演劇や芸能に携わる人なら、みんなわかる。何となく華のある人と、華のない人がいるのである。女優はら八千草薫、若尾文子、吉永小百合、黒木瞳、仲間由紀恵…みなさん、主役タイプの華がある。逆に、華のある人は脇役ができない。男優なら、松本幸四郎、高倉健、田村正和、佐藤浩市、岡田准一…主役をやるために生まれてきたような人である。「どうすれば華が身につくんでしょうか?」答えようがないおである。努力でどうなるものでもない。華を持って生まれてきた人と、そうでない人がいるだけである。
・「見た目」をよくするための、最高のメソッドは「心から尊敬できる人と出会うこと」ではないだろうか。人は「ミラーリング」をする以上、似てしまうならばできるだけよい「鏡」を持つのが向上の近道である。
見た目って大事だよねー!磨かなければね。オススメです。(・∀・)