私が小学生の頃、全盛期だったのが、上田監督率いる「阪急ブレーブス」(・∀・)!
世界一の盗塁王・福本豊、284勝を挙げた史上最高のサブマリン・山田久志、名球会の加藤英司、剛速球の山口高志、など個性的な選手が多い中、新人王を獲得した佐藤義則。(・∀・)現役時代は、通算165勝、1985年に21勝で最多勝利をあげ昭和時代最後の20勝投手となり、最多奪三振、最優秀防御率など数々のタイトルを取り、44歳まで現役を続けた。今は、優勝請負人としてコーチしたチームがすべて優勝という名コーチだ。
2013シーズン、東北楽天ゴールデンイーグルスのエース、田中将大のシーズン24勝無敗はなぜ成し遂げられたのか?その秘密が明かされる。そのエッセンスを紹介しよう。
・田中将大やダルビッシュがどうやってエースへの道を歩み、成功を掴んでいったのかについて、具体的なエピソードなども織り交ぜながら、身近な立場から触れてみた。またその一方で、夢に向っているたくさんの小中学生に、きちんとした投球を覚えてもらいたいという理由から、後半に実践的な練習方法や心構えなども記しておいた。
・田中の能力はすごい。確かに神から天賦の才能を授かっている。だからといって潜在能力だけで24連勝なんてできるもんじゃない。田中は調子が悪かったら、練習が終わってからもブルペンに入ってブルペンキャッチャー相手に投げ込みをするなど、自分が納得するまで、とことん追求している。他のピッチャーを見ると、満足に勝ち星を揚げられていないのに、田中のような努力をしている者がいない。少しの妥協も許さない店は、やはり大投手へと駆け上がる一番の近道である。
・田中とダルビッシュの共通点は、投げることに関して非常に器用だ。いいと思えるものはなんでも試してすぐ吸収しようとする。どんなときでも臨機応変に対応できる能力こそ、世界の舞台で戦うのに最も必要なもの。
・田中は日本を代表するピッチャーであることはもとより、この時代を象徴する偉大なピッチャーになりつつあると言っても過言ではない。能力的にはズバ抜けて高いものを持っており、コントロールにしても精密だし、ストレート、変化球とも一級品だ。ただメジャーで勝ち星を増やすためにも楽にカウントを稼げる方法を編み出すべきである。
・9回裏、ツーアウト満塁、ツースリーで、どういう気持で投げればいいのか?一般の人には想像のつかないくらいの修羅場だ。「ストライクは投げないといけない、打たれちゃいけない、デッドボールを当てちゃいけない」という、もう地獄の沙汰。私はコーチの立場として、その場面を開き直って投げさせるためにはどうするかを、選手に伝えないといけない。私は、選手には、はっきりこう言っている。「真ん中投げていいよ!」ええやないか!もうしょうがねえ!別にそこで人生が終わるわけじゃない!
その他、「運をも味方につける」「上田阪急のすごさ」「最年長投手・山本昌へのアドバイス」「理想の投球フォーム」「いいフォームとは故障しないフォーム」「なぜワインドアップがいいのか」など。
来季は、新生ソフトバンクホークスの工藤新監督のコーチに就任するウワサがあるよね。これは見逃せない!オススメです。(・∀・)!