この異色の本の著者は、アメリカでMBA取得後にお寺を継いだ、異色の料理僧!(・∀・)
法話と料理で十二ヵ月をたどり、「食」を考える仏教×料理エッセイ。そのエッセンスを紹介しましょう。
・私は料理僧です。東京・浅草にある浄土宗東本願寺派緑泉寺で住職をしながら、料理を通じて仏教を伝える活動をしています。仏教は文字どおり仏様の教えですが、それは私たちが「よりよく生きるための智慧」を示唆してくれるものでもあります。一日の生活、一日の暮らし、すべての瞬間で光り輝く、仏様の教えが現代に伝わっている、それが仏教です。もちろん、「食べる」という誰の日常にもありふれた、心と体に馴染んだ行為も、仏教の教えがちりばめられています。
・仏教で料理といえば精進料理をイメージされる方が多いと思います。「精進」という言葉には仏道の修行を行うという意味があり、昔からのお寺の修行僧の食事としてつくられ、食べられてきました。この本で紹介する「ほとけごはん」は、何かのお経に載っていたり説話に記されていたものではありません。私自身が食と向き合い、自分自身と向き合い、仏教の教えと向き合って考え、つくりだしたものです。一月から始まり十二月で終わる各節は、各々の旬の料理(菜)、もてなし(饗)、お菓子(甘)の三部で構成されています。旬の料理とお菓子の簡単なつくり方も紹介しています。この本を通して、命である食と向き合い、仏様の教えを感じ、一人ひとりの「ほとけごはん」に出会っていただけたら幸いです。
やっぱり旬のものを食べるって大切なんだね−!オススメです。(・∀・)