「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

COLUMN〜「抱っこの宿題」(「日本一心を揺るがす新聞の社説」より)

新聞の広告欄で見つけた本。そのタイトルがいいでしょ!

「日本一心を揺るがす新聞の社説〜それは朝日でも毎日でも読売でもなかった」(水谷もりひと)


それは一週間に一度しか発行されな宮崎県の新聞「みやざき中央新聞」の名物社説。どれも感動する内容なのだが、その中でも最も印象的な社説を紹介しよう。


【抱っこの宿題】



今年の6月のある日のこと、小学校1年生の三女、こはるちゃんが学校から帰ってくるなり嬉しそうにこう叫んだ。


 「お父さ〜〜ん、今日の宿題は抱っこよ!」


 何と、こはるちゃんの担任の先生は、「今日はおうちの人から抱っこしてもらってきてね」という宿題を出したのだった。


 「よっしゃあ!」と、平田さんはしっかりこはるちゃんを抱きしめた。


 その夜、こはるちゃんは、お母さん、おじいちゃん、ひいおばあちゃん、2人のお姉ちゃん、合計6人と「抱っこの宿題」をした。翌日、学校で「抱っこのチャンピオン」になったそうだ。


 数日後、平田さんは、こはるちゃんに聞いてみた。
 

「学校のお友だちはみんな抱っこの宿題をしてきとったね?」


 するとこんな悲しい答えが返ってきた。「何人か、してきとらんやった」。でも、世の中、捨てたもんじゃない。次に出てきた言葉に救われた。


 「だけん、その子たちは先生にだっこしてもらってた」


人間には抱っこが必要である。幼少期にしっかり抱っこしてもらった子は、そのときの体の柔らかさも、温もりも、覚えていないが、潜在意識が記憶している。


そうだよねえ、スキンシップは大切だよねえ。「抱っこの宿題」、すべての学校で出せばいいのにね!オススメです。(・∀・)