「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「粗食」のきほん〜ごはんと味噌汁だけあればいい〜(佐藤初女 他)

うー…、これはいい本だ!(・ω<)

私たち日本人には、昔ながらのシンプルな日本の食事が一番合っている。特別なことなんてしなくても、丁寧に作られたごはんと味噌汁を食べているだけで、健康な心と体を手に入れることができる。お米の研ぎ方、おむすびのむすび方、だしの取り方、野菜の切り方、子どもへの食べさせ方、体が弱った時の食事の仕方など、“日本の食"のきほんがわかる」そのエッセンスを紹介しよう。


(初女)日本人の体に一番合うのは、ごはんを中心にして、季節の野菜や魚などをいただく食事。それが日本人の食の基本だと思いますよ。この国はもともと「瑞穂の国」と呼ばれていたのよ。


最近、「これを食べれば病気にならない」「健康になるにはあれを食べよう」などという極端なことがはやったりするけど、そういう食事は病気への恐怖や生へのこだわりが強くなりすぎて、かえって体に良くないと思う。


「手間をかける」というのは「心をかける」ということ。料理では、手間を惜しまず、心をかけていくと、食材が愛おしいものに変わる。私たちは食材の命をいただいているので、その命をできるだけ生かすことに心をかける。料理に手間をかけて、心をかけると、それは食べる人に必ず伝わります。子育てと同じですね。皆さんには、どうか一度手間をかけてお料理をして欲しいです。


(幕内)瑞穂というのはいい言葉ですよね。瑞々しい稲穂が育つ国、という意味のはるか昔から伝わる言葉です。日本には「瑞穂」「みずほ」と付く地名が全国にありますからね。そういう文化を伝えるのが本当の食育じゃないのかな。


ごはんは命そのものだと感じます。初女さんも「おむすびをつくるときは、ごはんの一粒一粒が呼吸ができるようにと思ってむすびます」仰いますね。この言葉に、僕は命を感じる。


僕の尊敬する小児科の真弓定夫先生も「袋に入ったインスタント食品ばから食べさせていると、子どものお袋の味が『袋の味』になってしまう」うまいことを言うものだと思いました。確かにそう思います。


あー…ご飯、食べたくなったー!オススメです。(・ω<)