「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「パラダイス山元の飛行機の乗り方」(パラダイス山元)



マンボミュージシャン、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロース、餃子王、マン盆栽家元、入浴剤ソムリエ…など、様々な顔を持つ粋人パラダイス山元さん。(・ω<)


「1日の最多搭乗回数11回! 1年間の最多搭乗回数1022回! 」を誇る著者が、飛行機の乗り方に対する自らのこだわりを惜しみなく公開。そのエッセンスを紹介しよう。


・ここ数年、たがが外れたように飛行機に乗っています。1年間で1022回登場した年もありました。1日11回登場という荒行の日もありました。1年ほぼ、機内食だけで生活してみたこともありました。マイルを貯めるために飛行機に乗っている「マイラー」とよく誤解されがちなのですが、それは違います。たしかに、たくさん乗っているとマイルはどんどん貯まります。使っても、使ってもなかなか減りません。でも、マイルを貯めるためだけに飛行機に乗るなんて、もったいなさ過ぎます。


・飛行機って、そもそも何のために乗っていますか?仕事、出張、冠婚葬祭、旅行…でも理由がなくて、飛行機に乗ってはいけませんか?この本には、世界一役に立たない飛行機の乗り方が綴られています青春18きっぷの旅も楽しいですが、飛行機はもっと楽しいですよ。


・目的地に着いたら、乗ってきた飛行機、または隣のスポットで出発地に向かおうとしている飛行機に乗り継いで、スグに出発地へ戻ってくるというのがタッチです。国内線の場合、滞在時間は長くて1時間以内、とにかく、できるだけ到着地での滞在時間を切り詰めるのが望ましいです。どうせ何もしない、ただ純粋に飛行機に乗りに来たわけですから、到着地で無駄に時間を持て余しているようであんばいよくありません。


「羽田ーオホーツク紋別は、羽田から1時間45分で一面流氷に覆い尽くされたオホーツク海を眼下に収めることができるフライトというのは、本来なら、もっと脚光を浴びてもいい路線です。普通席で片道4万2570円しますが、冬季は、1万7170円(旅割45)と大幅に値下がりします。特筆すべきはプレミアムクラスが1万7670円(プレミアム旅割28)で乗れてしまうことです。専用の保安検査場をスルッと通過して、無料の生ビールサーバーが設置されているラウンジで、おつまみをポリポリいただきながら搭乗開始時間までまったりすることができます


・座席間隔50インチ(127センチ)パソコン用コンセント完備、フットレストつきの専用シートに腰掛けます。キャビンアテンダントさんの丁重なご挨拶からはじまり、新聞、おしぼり、アルコール、食事、高性能ヘッドホン、ウール100%の毛布、国際線ビジネスクラスと同じスリッパに枕、アイマスク、耳栓、マウスウォッシュの提供と、至れり尽くせりのサービスです。砕氷船でダイナミックに氷を粉砕しながら航海するのが流氷鑑賞の定番ですが、飛行機の窓から観る流氷が一番美しいと、私個人としては思います。


中部国際空港セントレアの展望風呂「風(フー)の湯」は、スバラシイです。大胆にも「駐機スポット」に面しており、全裸で飛行機の離発着風景が堪能できます。朝一番の8時00分オープンと同時に入館することをオススメします。眩しい朝日の中の次々と飛び立っていく飛行機の姿を全裸姿で見送るのは格別です。


ANAの「青色の袋」は、通称「エチケット袋」は、利用価値大です。これほど防水性に優れた紙袋というのは他にありません。汁気の多いお弁当を入れるのに使ったり、逆に濡れてはいけない重要な書類やお金を入れたり、使い途は様々。100円ショップでもこの袋は売っていませんから、普段のフライトからコツコツとストックしておくことをオススメします。


・人は歩いたり、走ったり、泳いだりできても、空を飛ぶことはできません。私の場合、飛行機に乗って飛んでいる瞬間こそが、最高に幸せな時間だと思っています。実に単純です。その幸せの瞬間を長続きさせるためには、飛行機に乗り続けなければなりませんから、必然的に搭乗回数は増えます。鉄道ファンでいうところの「乗り鉄」があるなら「乗り飛行機」「のりひこさん」「空男くん」他にいい呼び方が閃いたら、今度機内で教えてください。


…やっぱり飛行機っていいよね〜!オホーツク行ってみたい!オススメです。(・ω<)