「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「定年後の8万時間に挑む」(加藤仁)

来年、50歳になる私。もうビジネスマン人生の後半に入っていくのだ。ずっとベンチャー畑なので、「定年」という言葉はおそらくないだろうし、ピンと来ないのだが、さて、この本。

「サラリーマンが定年退職の後、人生に残された膨大な時間をどのように生きていくか。挑戦を重ねる全国各地の団塊世代への取材によって、「定年後の生き方のヒント」が見えてきた。」そのエッセンスを紹介しよう。


定年を迎えると「8万時間」という財産が転がり込んでくる。20歳から会社勤めをはじめて60歳で定年を迎えたとすると、それまでの労働時間の総計は、20歳会社勤めをはじめて60歳で定年を迎えたとすると、2000時間(年間労働時間)×40年間=8万時間になる。


・再就職をせず、のんびりとすごしたとしても、睡眠や食事、入浴という、日々の必要時間を一日24時間から差し引いた余暇時間は、平均して11時間以上もあることになる。そして80歳まで生きるとすれば11時間×365日×20年間=8万時間以上ある。つまり定年後の余暇時間は、会社で働いた時間とほぼ同じ量になるのである。


・ただし職場に捧げたのとは異なり、定年後の「8万時間」はすべて自分がよりよく生きるために捧げることができる。だからこそ財産なのである。


・定年後のライフスタイルを築いていくには、まず徹底的に自分にこだわることであると多くの先達から私は教えられた。


「第一の人生」とは、生まれてから親の庇護下にあって、社会人になるまでをいう。「第二の人生」とは、自分が職業を得て経済的に自立した時期である。そして「第三の人生」とは、それまでに蓄積した経済的・社会的基盤を基に、本当に自らが生きたい生き方を目指す時期である。


その他「リアル野球盤の普及ビジネスで余生を誉生に変える〜鈴木久雄」「カジノの遊び方を指南する事業〜川股初己」「米子市の名物喫茶店」は福祉施設に蘇った〜吉野立」「牧場経営とNPO活動に夢を託す〜小野塚充男」「退職して開業した卵料理店「三つのオレンジへの恋」は紆余曲折、やがて夫婦だけで軌道にのせる〜山内道生」「折りたたみ自転車にかけた夢〜村山克一」…など。  


リアルで具体的な定年後の生き様は、参考になるよ。オススメです。(・∀・)