一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「カレーライスの誕生」(小菅桂子)

いまや国民食」となったカレー。なぜか時々カレーを作りたくなる。食べたくなる。私の好きなのは、野菜カレー。なぜかカレーには、肉を入れたくないのだ。小さい頃からの習慣かもね。(・∀・)

さて、インドに生まれ、イギリスを経て、近代黎明期の幕末日本に西洋料理として入ってきたカレーの歴史と謎を解明し、そこに秘められた人々の知恵と苦闘のドラマを描いた、異色の食文化史がこの本。そのエッセンスを紹介しよう。


幕末の日本にカレーという言葉を紹介した一人の人物がいた。近代日本の黎明期を生き、慶應義塾創立者として知られる福沢諭吉(1834〜1901)である。1860年咸臨丸で渡った米国で出会った「華英通語」という辞書を帰国後翻訳した「増訂華英通語」の中に「Curry・コルリとなっている。これが文字に描かれた日本最古のカレー資料である。


日本人が愛してやまないカレーライスの美味しさの秘密とその歴史をたどってみたい。実は、私たちが食べているカレーは、本場インドのカレーとはまったく異なる。日本のカレーを食べたインド人が、「これは美味い。この料理は何というのか?」と聞いたという逸話も残されているほどである。とろみがついていて、野菜がふんだんに入った、あのカレーライスのスタイルはいかに完成したのか


今日のカレーに通ずるスパイスは、9世紀ごろからあったと思われる。人間はいつからスパイスを使い始めたか、その起源は明らかではない。しかし、原子狩猟時代には獲物の肉の腐敗を押さえ、あるいは少しくらい腐っていてもスパイスの香りで舌と鼻をごまかして食べるためにスパイスが使われはじめたと考えられている。


・明治五年の「西洋料理指南」では「赤蛙等のものを入れて」とあるのが、現在の私たちの感覚からすると驚いてしまう。


・インドやイギリスのカレーには、タマネギやニンジン、ジャガイモといった私たちにお馴染みの野菜はほとんど見られなかった。このいわば三種の神器はいつから顔を揃えるようになったのだろうか。〜略〜


その他、「カレーと福神漬というコンビはどのように生まれたのか」「カレー丼とかれーうどんの誕生」「カレーパン誕生」「本格インドカレー誕生〜中村屋カレー物語」「カレーには生卵とソース!?」「レトルトカレーが誕生したとき」など、日本人は必読の本。読むべし!!!(・∀・)