「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「宇宙方程式の研究 小林正観の不思議な世界」(小林正観)

2007年2月11日に、とあるきっかけでこのブログを始めて、通算2500日を迎えました!!!(・∀・)!!!


まさか、毎日続けられるとは思わなかったし、こんなに本を読むとは思いませんでした。読者の皆さんに感謝申し上げます。


さて、記念すべき2500回目は、2年前に天国に旅だった、旅行作家の小林正観さん。全著作をもう一度読み返しています。さて、宇宙の方程式があったって。知りたい、知り尽くしたい!そのエッセンスを紹介しよう。



人間はなにか一つ、一芸に秀でればいいんではないですか。それが喜ばれることだから。仏教の世界ですが仏には四つの段階があるんです。いちばん上が如来。次に菩薩、三番目が明王、最後が「天」という順序です。「天」には韋駄天とか毘沙門天、吉祥天、弁財天とかがいます。「天」が面白いのは、人格上まだ悟っていなくてもいいのです。「天」の下が人間レベルの世界で、ここは羅漢とか阿羅漢という、人間が仏になろうとして勉強中のランクの者がいます。


・人間である羅漢と、仏界第四位に位置する「天」との間には一つだけ違いがあります。何が違うかというと「天」は一芸に秀でている。一芸に秀でている者は、お釈迦様に言わせると仏の世界の住人なんです。神田の古本屋街で、地上げがあり、さらにバブル崩壊があって、本屋がだいぶ潰れました。生き残ったところがあるんですね。それには共通点があります。ほとんどが、専門店だった。美術書の、地図の、古文書の、そういう専門店だった。


・人に入っている魂は四つのボディを通り過ぎるようです。最初は鉱物、次に植物、次に動物、そして雲、それから人間です。それをそれぞれ十万回やるようです。


生まれ変わる目的は、いかに自分を成長させるかということに尽きるでしょうね。私たちはこの時代にやってきた志願兵らしい。「実践者」として生きていくことを志願して集まってきた一人ひとりです。「実践者」とは何か…。どんなことがあっても腹を立てない。怒らない、怒鳴らない、すべての人に寛大公平で、喜ばれる存在になることなんです。その具体的な方法は、人から頼まれごとをすること。つまりいかに自分にそうさせるか、それに尽きると思います。


自分が太陽になることです。太陽にはまず明るさがありますよね。太陽が上がればまわりが暖かくなります。されに、太陽の光を浴びていると、人はー動物植物も生きとし生けるものすべてがー大きくのびをしたり、体を動かしたり、なにかをしようという気になります。つまり太陽というのは、明るさ、暖かさ、そして相手を芽ぶかせるもの、なにかやる気を起こさせるもの、その三つを持つようになるのですね。自分が太陽になっていつもニコニコしていればいいんです。そうなると、あなたのそばにいると明るく暖かな気分になるといわれますね。それでいいんです。


私の目的は、結局、喜ばれる存在になるということになります。自分が明るく楽しく、ちょっとアホな太陽になることが、いちばん周りに喜ばれるという方法論を知ったからです。究極は喜ばれる存在になること、そのために何をするか…。単純なんです。喜ばれるためにあれこれ考えることではなく、私自身が明るく楽しい人になればいい。その結果、私も人に喜ばれる存在になるかもしれません。


自分の世界を広げるものが三つあると思います。ひとつは読書、ひとつは旅、一つは人の話です。どんな立場だろうと、この三つは自分の中でやり続けますね。


・お釈迦様が周りの弟子たちに、人生の長さはどのくらいかと尋ねたそうです。ある弟子は30年、ある弟子は50年、ある者は70年と答えました。釈迦はぜんぶ違うと言った。人生の長さは一刹那一刹那、その連続だと。一拍手の中に65刹那が入っているそうです。釈迦が決めた時間です。一秒にも足りません。私たちはその一刹那一刹那の連続で行きているんですね。別の言い方をすると瞬き一回だそうです。瞬きを一回すると人生が一回終わる。また目を開いたら別の人生というわけです。


神は美しいものを好むようですね。私たちは神の予備校生ですよね。私たちの魂の中には神と同じ方向性が埋め込まれているようです。人間の側から見て美しいものというのは三つあります。見目、形、容姿、容色、これが一つ。心の美しさというのが二つ目。身の回りの整理整頓というのが三つ目です。三つぜんぶ揃っていてもいいが、一つでもいい。


この世を生きるということは、雨あられのように降ってくるありとあらゆる現象に対して、いかに不平不満を言わないようになるか、これが第一段階です。さらに同じ現象に対して不平不満を言わないどころか、いかにその現象の中に「嬉しい・楽しい・幸せ」を見つけるか。これが第二段階です。最後に同じ現象の中で、いかに「ありがとう」と感謝することができるか、これが第三の段階です。


はあ〜改めていろいろな気付きがあるねえ。やっぱりいい本は反復しないと。超オススメです。(・∀・)