私たちの回りに身近にある数々の飲食チェーン店。その1号店というのはどんなお店なのだろうか!?
1号店には、何かあるのかもしれないー。それに気づいた時から、著者の旅が始まった。きっかけはラーメンチェーン、天下一品・総本店のラーメンを食べた時、「いつもと味が違う……(気がする……)」。
この本のテーマは。「誰にも頼まれていないのに…全国怒涛の48店舗自腹巡礼」
何かが違う!それはなぜだ!本店とは何なのか。その中で最も古く最も有名なこの店の本店を紹介しよう。
【築地の男に育てられた牛丼界の首領 吉野家 築地店】
歴史は古い。1899年にお江戸の名残をとどめる日本橋で創業。関東大震災の後、東京都中央区に新たに開設された、築地市場の場内に移転した。それから90年近くたった現在でもその場所で、牛丼を作り続けている。
この築地店は築地市場で働くプロのために一般店舗とは違う。営業時間は月〜土までの5時〜13時まで。メニューはカレーや豚丼はなく、まさに牛丼一筋。狭くてカウンターだけの店内だが、床は御影石、店員さんは和風の制服姿。箸箱が壁にかかっているのも特徴的。店員の動きも早い。「つゆだく」「ねぎだく」は当たり前、「つゆだくだくねぎだく」「あたま」など、築地店独特の用語で注文するお客様が多い。伝票も一切使わず、口頭で的確にキッチンに指示を出す。オーダーする方が築地のプロなら、作る方は吉野家のプロなのだ。これほど緊張感のある吉野家は他にはない。ここはまさに、プロとプロとが対峙するコロシアムである。
その他、松屋、東京チカラめし、フレッシュネスバーガー、マクドナルド、ロッテリア、モスバーガー、サブウェイ、CoCo壱番屋、ロイヤルホスト、ガスト、ジョナサン、ベル、びっくりドンキー、ステーキけん、サイゼリヤ、洋麺屋五右衛門、カプリチョーザ、和食さと、夢庵、大戸屋ごはん処、かつや、とんかつ新宿さぼてん、とんかつ和幸、てんや、はなまるうどん、丸亀製麺、名代富士そば、ゆで太郎、天下一品、来来亭、ちりめん亭、坂内食堂、リンガーハット、餃子の王将、バーミヤン、大阪王将、日高屋、牛角、安安、しゃぶしゃぶ温野菜、元禄寿司、くら寿司、がってん寿司、元気寿司、ミスタードーナツ、プロント、道とん堀、築地銀だこなど。
へー!よく回ったねー!写真も多数で、観るだけでも面白い!オススメです。(・∀・)