「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「決定版 遺言川柳」(UFJ信託銀行)

最近、川柳本が売れているよね。サラリーマン川柳」「毛髪川柳」「OL川柳」「シルバー川柳」「ブラック企業川柳」…など。

さて、この本。人生の最後の舞台・遺言を17文字でひとくくりした、面白川柳集。愛する人に遺したい遺言川柳。その代表作を紹介しよう。



書くたびに だんだん人が 見えてくる


90歳 美人薄命 言い続け


妻の遺書 パンツはここと 書いてある


何だっけ 妻の名書くとき 筆止まる


内容を 忘れるほどに 長生きし


見舞いより 出席率の いい葬儀


福耳の 遺影に周りは 誤解をし


肩揉ます 父の部屋には 棒グラフ


遺言書 「ただし」へ皆が 息を飲み


いつみても 「予約」「貸出」遺書の本


なんだっけ 四女の名前 猫に聞く


星よりも 輝いてます 嫁の目が


兄の嫁 数学苦手 だったはず


家系図が トーナメントに 見えてくる


嫁の出す お茶が玉露に 変わるとき


贅沢な 育ててもらって よこせとは


なぁ母さん 最近料理が 辛すぎる


…ギャハハ〜面白い!(・∀・) 私が好きなのは、「兄の嫁 数学苦手 だったはず」だね。オススメです。(・∀・)