「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「風が笑えば」(俵万智・著 奥宮誠次・写真)

私が大好きな歌人俵万智さん。「サラダ記念日」一世風靡したよね。(^^)



MUSEUM〜『俵万智展 愛しき人への三十一文字』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20120506

POETRY〜赤裸々な恋歌…『チョコレート革命』(俵万智
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090913


あれから25年、人生の秋を迎えた俵万智が女性として母としての今を歌う。その代表的な歌を紹介しよう。



・手をつなぐ子どものように菜の花がドレミドレミと揺れているなり


・風と草と 光と春のかくれんぼ 探してごらん さわってごらん


・まっさらな 緑の匂いを感じるね 春は親子で歩きたくなる


・たんぽぽの綿毛が揺れる春斜面 卒園式の子どものように


・物思い多き春なり フラミンゴ 「はてな」の形に 立つ昼下がり


・日本語の響き最も美しき二語なり「おかあさん」「ありがとう」


・遊ぼうよ 裸になろうよ 笑おうよ いつでもどこでも 水は友だち


・おさなごの「なぜ」は続けり なぜ夏は暑いの スイカはなぜまあるいの


・満月に 向き合いて 子が暗唱す 那由他不可思議 無量大数


・グランドに少年の声こだまして 母の数だけ母の自転車


・無垢、無邪気、無心、無防備 笑顔とは無から生まれるものとお思えり


・天を指す ポプラ並木が 地につくる しましま模様 秋がみている


・ランチでも ディナーでもなく 朝ごはんを 一緒に食べる人になりたい



いいなあ…。母っていいなあ。確かにフラミンゴって「はてな」だよねえ。歌と写真とのコラボがまたいいなあ。万智ちゃん、いいなあ。オススメです。(・∀・)