- 作者: アズ直子
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2011/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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BOOK〜『つながりの作法 同じでもなく違うでもなく』(綾屋紗月・熊谷晋一郎)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20130208
この本は、アスぺルガ―症候群という発達障害を抱えながらも、妻で母で社長業をこなしているアズ直子さんの赤裸々な体験記。
自分がアスペルガーであることを強みにし、 事業の幅や人脈を広げ、さらに明るい人生を歩き始めている。本書では苦しい体験を乗り越えるために作りだした「ルール」を紹介しています。日常生活のなかのちょっとした工夫で、アスペルガーのようなハンディを 抱える人だけではなく、人間関係などで悩む不器用な人全てが幸せになるきっかけをつかむことができる。そのエッセンスを紹介しよう。
・アスペルガー症候群の診断を受けた今なら分かるのですが、その神経質さはアスペルガー特有の「音敏感」や「光敏感」です。大人になった今でも、特に「音」には敏感です。夫がポテトチップスを食べる音がうるさくて、「うるさい!」と怒鳴ることも度々です。キッチンのシンクに山積みになっている食器。見かねて家族が洗おうとすると、私は激怒します。物の位置が変わるととても混乱するし、水音や食器がぶつかる音に耐えられないのです。自分で洗えばいつどんな音がするか予測がつくので大丈夫なのですが、他人のたてる音にはいちいち驚いてしまう。そういうわかで、手伝おうとする家族に対して「やめてくれない!?」と怒鳴りつけてしまう。ひどく相手の気持ちを傷つける状況が生まれます。
・思ったことがそのまま口をついてしまう。「どうしてそんな変な服を着ているの?」
・感情的になって、興奮して騒ぐこともあります。友人と思い出話をしていたいところ、あんまりはしゃいで騒いでいたたもので、出会って3秒で交わした言葉が「アズさん、しーっ」だったとか。
・つまらなければ見向きもしない。講座やセミナーで、あまりに話が面白くなったので、「つまらないです」と大きな声で告げて、退席してしまうことも度々ありました。
・何かにこだわって熱中する。パソコンに夢中になっているときなど、何時間もトイレに行かず、はっとして駆け込むといった具合です。
・アスペルガー症候群と診断されることによって、ようやく「自分自身の取扱説明書」を手に入れ、うまく自分とつきあうルールをつくる術を知ったのです
すごいなあ…。自分を弱みを強みに変えているよ、この人は。不器用な全ての人に捧げます。オススメです。
アスペルガーヒーラー アズ直子公式サイト
http://asnaoko.com/