「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ひだまりのような家族小説…『るり姉』(椰月美智子)

るり姉

るり姉

またまた素敵な小説を読みました。(´▽`) 家族小説ってなんか懐かしい核家族化が進むいまこそ、こういう小説が必要なのかも!?


さつき、みやこ、みのりの思春期の三姉妹が慕う、母親けいこの妹のるり姉は天真爛漫で感激屋。周りの人々を楽しい気分にさせてくれる天才だ。だが、そんなるり姉が入院した。まさか!るり姉はどーなっちゃうの!? 三姉妹、 母親、るり姉の夫(開人=カイカイ)の五章の視点から家族愛が語られる。


いいなあ…。女同士っていいなあ…男にはこの世界はないなあ…。うらやましいなあ…。


私がイチバン気に入ったのは、家族旅行でるり姉が歌うこの歌。


「♪ 〜 びわはー やさしーい きーのみだからー だっこしあってー うれているー 〜 ♪」


四十年ぶりに思い出した唱歌びわ名曲だよね。(^J^)


「だってるり姉だもん。あたしはなんだかおかしくない。だって、るり姉だよ。奇跡が起こるに決まってる。るり姉にかかれば、魚は空を飛ぶし、モグラは日光浴をするのだ。カマキリは洋服を着て帽子をかぶって歩いてるし、象は屋根に寝そべってお腹を出している」


愛があれば奇跡が起こるのだ。気持ちがほっこりしたい方にオススメです。(^J^)