- 作者: 張本勲
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2010/04/19
- メディア: 単行本
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BOOK〜王貞治と長島茂雄…『ONにも青春時代があった』(長島編)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090102
BOOK〜王貞治と長島茂雄…『ONにも青春時代があった』(王編)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090103
この本は二人の盟友の張本勲氏が綴る、誰も書かなかった王と長嶋の真実が書かれている。「スーパーヒーローからスーパーリーダーへ。王と長嶋はいかにして組織を変えたのか。野村野球との違いはここにある。二人はなぜ「脱管理野球」をめざし!「情の野球」に徹したのか」そのエッセンスを紹介しよう。
・王貞治。世界のホームラン王。ご存知、一本足打法で、量産するホームランは、その飛距離といい、アーチの美しさといい、見るものを魅了せずにはおかない。868本の通算ホームランは不滅の大記録である。
長嶋茂雄。言わずと知れたミスター・ジャイアンツ。「燃える男」の称号どおり、必ず、ここ一番で長打を打ち。、チームの勝利に貢献し続けた男。攻・守・走の三拍子揃った最強のアベレージ・ヒッター。
この二人こそ、プロ野球史上燦然と輝く不滅の金字塔であるV9の立役者である。本書では、この二人と最も親密な関係を持った「アジアの張本」のON論を基調に、日本プロ野球黄金時代を語ってみたいと思う。
・ONこそ、世代を超えたスーパースターであることを証明したい。桁外れのONの生き方を、改めてひもといていけば、必ず真のスーパースターの条件が見えてくるはずだ。ONを決して、伝説で終わらせてはならない、と私は思う。
・当時の巨人打撃コーチだった荒川博さんも、こう言っている。「3割5分以上を打って首位打者になっても練習は欠かさない。長嶋というのは、大変な努力家ですよ。もう、目がギラギラしていて、他の選手を圧倒していいました」と。長嶋さん自身も、「他人には、絶対練習しているところは見せたくないね。ファンには、試合でみてもらうわけだから…」と語っていた。これがプロフェッショナルな姿勢である。
その他、「球界の盟主たれ!」、「巨人の「非常の論理」」、「ON論−練磨と苦悩の結晶」、「スーパースターの条件とは何か」、「監督というリーダーの器量」など、今、求められているのは二人のようなスーパースターなのかもね。オススメです。(^<^)