- 作者: ロバートホワイティング,芝山幹郎,Robert Whiting
- 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
- 発売日: 2009/09
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
近代野球の始まりとされる1900年を境にして前後約10年間がキーラーの現役期間である。そんな太古の選手と21世紀に活躍しているイチローを、単純に連続シーズン200本安打という数字だけで比較評価していいのか?そこにはもっとこのスポーツが持つ不思議な謎やロマンが隠されているのではないか?そのエッセンス紹介しよう。
・キーラーが新人のころは、マウンドとホームベースの距離は、50フィート(約15.2メートル)だった。(現在は、18.44メートル)
・いくらファウルを打っても、ストライクにカウントされなかった。それがキーラーのせいで、(スリーバント)ファウルで三振になるようにルールが変更されたと聞いています。(ファウルをストライクにカウント=1901年、スリーバントがストライクアウト=1902年)
・あの時代のピッチャーは、一回から九回までずっと同じボールを使っていた。スタンドに入っても、ボールを戻さなくちゃいけなかった。だからボールには傷、汚れなどがいっぱいついていました。(〜1920年まで)そしてそのルールになってからは、キーラーはそれほど打っていない。
・当時は審判が一人しかいなかった。だからインチキがよくあった。
・キーラーの名言
「Hit'em where they ain't」(野手のいないところに打て)
「Keep your eye on the ball」(ボールをよく見ろ)
その他、タイ・カッブ、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムス、ハンク・アーロン、ピート・ローズ、…など往年の名プレイヤーのエピソードが満載!オススメです!(^<^)