「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜大爆笑の感動小説を再読!…『雨の日も、晴れ男』

雨の日も、晴れ男 (文春文庫)

雨の日も、晴れ男 (文春文庫)

4年前に大ベストセラーになった『夢をかなえるゾウ』。しかし私はこの本の方が好きなのだ!(^<^)


BOOK〜ケッサク、大笑いの感動小説!…『雨の日も、晴れ男』(水野敬也
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080727


出来事に対する解釈力はこの本で学べ!!!というくらいいかなる不幸が起きても、自分にとってプラスに変えるアレックス。良い本は何度も読むといいよね。再読するとまた新たな感動が!そのラストを紹介しよう。




どうしてアレックスは数々の不運な出来事に立ち向かえたのか?
どうしたアレックスは逆境でも前向きに生きることができたのか?


「アレックスは、いつも、誰かを、楽しませようとしていた」


アレックスは、いつも誰かを笑わせようと、楽しませようとしていたんだ。
アレックスは、遅刻をしたことをきっかけにして、オフィスのみんなを楽しませようとした。
アレックスは仕事の失敗を謝りに行ったけど、ビンセントを楽しませることを忘れなかった。
アレックスは自分の頭の恥ずかしい部分を使ってロンを楽しませようとした。
アレックスは写真集を出すとか言ってみたり、若者をかばったりしながら、火事になった自分の家を指差して、みんなを楽しませようとしていたんだ。
そしてアレックスは、死の直前でさえも―罪悪感に苦しむ僕とシュナを笑わせようとして、あんなことをしてくれた。


確かに、アレックスの行動はいつもうまくいったわけじゃない。誰かを怒らせてしまったり、悲しみに負けてしまったこともあるけれど。
それでもアレックスは、いつも人を楽しませることを考えていた。
そして、アレックスは、そうすることを楽しんでいたように思う。
だから、アレックスは、いつも前向きに生きることができたんだ。
いや、前向きに生きるっていうのは、いつも近くにいる誰かを楽しませ、笑わせ、喜ばせようとする姿勢そのものかもしれない。


神は、人を不幸にすることも、幸福にすることもできない。
ただ、出来事を起こすだけ。


ん〜…いいなあ!映画化されないかな。主役のアレックスは私が演じたい!超オススメ!(^<^)