一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

BOOK〜『畑村式「わかる」技術』(畑村洋太郎)

畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)

畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)

「失敗学」で有名な畑村洋太郎氏。これらの本も大変興味深かったです。(^。^)



BOOK〜『みる わかる 伝える』(畑村洋太郎
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090509



BOOK〜数学が苦手な人に!…『数に強くなる』(畑村洋太郎
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20081208


この本はシンプルだけど、案外難しい「わかるとはどういうことか」を真剣に論じた本。なぜ話が分かりやすい人と分かりにくい人がいるのか?その違いはどこなのか?なるほど!とうなる本。そのエッセンスを紹介しよう。(^。^)




現代社会で本当に必要とされていることは、与えられた課題を解決する「課題解決」ではなく、事象を観察して何が問題なのかを決める「課題設定」です。課題解決と課題設定の違いは、「HOW」と「WHAT」のちがいと言ってもいいでしょう。そしていまは何よりも「WHAT」が社会で必要とされる時代なのです。


自分が理解したことをわかりやすく伝えるというのは、想像している以上難しいことです。同じ話なのに、誰が話をするかによってなぜ差が出るのでしょうか?それは話が立体的かどうかなのです。一方が種をただ順番に並べて伝達しているだけであるのに対して、もう一方は種同士の関連を意識して語っているのです。それぞれの種がどのように結びついているかがわかれば、その事柄を見るときの視野は確実に広がります。そこからさらに上位の概念の世界にも登ることができるので、聞き手は深く豊かで大きな世界をイメージできるということなのです


・自分の得られた知識、新しくわかったことを確実にものにするには、必ず記録をつけることをおすすめします。記録することで考えの抜け、完全に理解できていなかったことに気づくこともあれば、さらに考えを深めることもできます。また記録して保存することは、自分だけのオリジナルの外部の記憶装置を持つようなものですし、あとで人に伝達する場合も有効です。


・理解をさらに深めていくためには、人に伝えるにせよ記録をつけるにせよ、アウトプットしてみるのが一番です。


・私がやってい手帳を使ったやり方を紹介します。起床と就寝の時間、それに昼食や夕食に食べたものも記録しています。とくに食べることは、自分の中で大事なリズムをつくっているという意識があるので、私としては絶対にはずせない項目です。また、その日の天気も必ず入れるようにしています。手帳に書き込める文章量は、一日分が七行で、文字数にするとおよそ200字程度程度です。かなりの情報が集約されているので、これを一年後に見たとしても、その日のことを鮮明に思い返すことができます。それはその一日を象徴する構成要素を入れているからでしょう。つまり、手帳の中に書いてあるそれぞれの言葉は、その日の行動や何をか考えたということを代表しているものなのです。だからこそ、これを見た瞬間に、その言葉のまわりにあるものがすべて思い返すことができるのです。


・現在技術・産業がひとつの壁に当たっているという事実です。簡単にいうと、従来の成功方程式は通用しなくなったけれどまだ新しい成功方程式が見つからない、そうした暗中模索の状況なのです。ではその壁を突破する方法が、「わかる」ということを真正面から取り上げることではないかと思っています。


数多くの失敗を分析していると、結局、「ヒューマンエラー」と「組織の失敗」というふたつの要因に行き当たります。つまり、「人は必ず失敗する」ということと「人の集合体である組織は、その存在そのものにミスを起こす特質がある」ということをまず認めることからしか、解決の道は見出せないのではないか、そんな気がするのです。



・いままでの教育ではほとんどの場合、まず正解を教えて、実際に生徒・学生がわかろうがわかるまういが、「これが正解だからわかるべきです」というやり方で授業が進められてきました。これでは本当に学ぶ人の身にしみこんだ知見にはなりません。すべての教育は「わかる」ことを基本とし、そのための内容の再編成や見直し、さらには教育方法の見直しも行われているべきではないでしょうか


ホント、その通りだよね。オススメ。(^。^)