「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『100円のコーラを1000円で売る方法』(永井孝尚)

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法

タイトルに惹かれて読んでみました。(^。^) オモシロイっ!どうやって売るんだろう!?わかりやすい物語形式でマーケティングを学ぶ本なのだ。そのタイトルのエッセンスを紹介しよう。



・「コーラって、ディスカウントストアでそれこそ1缶50円とか60円くらいで箱売りしているじゃないですか。でも、同じコーラが1000円で売っていたとしたら、どうですか?」


「1000円!?それって、特別製のコーラか何かですか?そんなコーラ、いったい誰が買うんですか?」


「この前、大阪に立ち寄ったときに、私が買いました。リッツカールトンのルームサービスで、1035円でした。」


「でも、普通のコーラですよね」


「普通に売っているコーラです。でも、今までの人生で、最高に美味しいコーラでした」



部屋でルームサービスに電話すると、「15分お待ちください」と言われ、最適な温度に冷やされ、ライムと氷がついた、この上なく美味しい状態で、シルバーの盆に載ったコーラがグラスで運ばれてきた、とのこと。コーラという液体ではなく、サービスという目に見えない価値を売っているのだ。


リッツカールトンが売っているのは、心地よい環境で最高に美味しいコーラを飲めるという体験です。この体験は他では得られませんから、顧客は値引きを要求しません。そのため、コスト削減や規模の大きさは必要ありませんが、とことんまでサービス向上を図ります。これが“バリューセリング”です。


その他、「アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?」「お客さんの言いなりの商品は売れない?」「顧客満足は、顧客が感じた価値から事前期待値を引き算したもの」「キシリトールガムがヒットした理由」なんかは、めちゃオモシロイ!オススメ!(^_-)-☆