- 作者: ソニーマガジンズビジネスブック編集部
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
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元経団連会長であり、鈴木善幸元首相から第二次臨時行政調査会長の「メザシの土光さん」で有名な土光敏夫氏。(^u^)当時、私は高校生だったが、強烈に覚えている。
「増税なき財政再建」「三公社(国鉄・専売公社・電電公社)民営化」などの路線を打ち出し、謹厳実直な人柄と余人の追随を許さない抜群の行動力、そして質素な生活から「ミスター合理化」「荒法師」「怒号敏夫」「行革の鬼」の異名を奉られた。(Wikipediaより)
ふっと、思う。今、土光さんが生きていたら、今の日本の政治をどう思うのだろう?大震災の今後をどう行動に移すだろう?と思い、手に取ったのがこの本だ。とても考えされれる。そのエッセンスを紹介しよう。そして考えてみよう。
・個人は質素に 社会は豊かに
・教育者、医師、宗教家など、本来金銭欲や物欲の少ないはずの人たちの間に、カネ儲け思想が蔓延っている。
・政治を改革するには、国民のほうにも、おおいに反省すべきところがあるのではないか。
・私は雑草が好きだ。踏まれても抜かれてもまた生えてくる。あの逞しさがいい。
・どの時代でも、不安のないときはなかった。それを乗り越えてきたところに努力のしがいがあった。
・日本人の信仰というのは、自然への感謝なんだ。それを忘れて自然を破壊するとしっぺ返しに遭う。
・この世の中で、いちばん大切なことは「人間関係」ですよ。
・苦労や困難を一つのチャンスとして受け止めて横着せずにやったことで体力をつけることができたね。
・幸せというのは自分でつくるものだ。決して他人から与えられるものじゃない。
・僕の人生は常に理想を求め続けてきたと言えるかもしれん。人間は多かれ少なかれ理想を求めて生きているんだ。
・この一日を粗末に過ごす人は、毎日を粗末に過ごし、一生を粗末に過ごすことに通ず。
・苦境は、予見のなさ、予備の怠慢によって起こる。
・すべてにバイタリティーを
・幹部は偉い人ではなく、つらい人だと知れ
・「自分は聞いていない」「そんなこと言ったかな」「誰かがやってくれるだろう」この言葉ほど危険なものはない。
・問題を見つけ、問題を作り出せ。問題がなくなったとき、組織は死滅する
・顔を見たら、コミュニケ―ションを行え
・日本で、いまいちばん改革しなければならないのは教育です。
・僕はね、「近頃の若い者は」なんてことは言わない
土光敏夫 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%85%89%E6%95%8F%E5%A4%AB