「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『捨てない贅沢 東京の里山発 暮らしレシピ』(アズマカナコ

捨てない贅沢

捨てない贅沢

この本はいつも手元に置いておきたいなあ。(^J^) 東京の郊外に暮らす農大出身の主婦が書いた本なのだ。


築50年超の日本家屋で車を持たずに生活している。夫と二人の子ども、ウコッケイと暮らしながら。近くに約60坪の畑を借りて、機械を使わず、雑草や虫と共存しながら野菜作りを楽しんでいる。ナントもうらやましい暮らしだ。菓物の種をおやつに、野菜の皮を生活雑貨に。干して、漬けて、編み丁寧な暮らし。 そのエッセンスを紹介しよう。


・子どものころ、大正生まれの祖母は私の残したみそ汁を「もったいない」と言いながら、また鍋に戻していました。


物がない時代を経験している祖母は、捨てることを嫌い、どんなものでも工夫して上手に再利用しながら暮らしていました。例えば、チラシはくず入れや物を包むことに使い、古くなったセーターはほどいて編み直し、すっぱくなってしまった漬物は刻んで炒め、調理の後にほんの少し出たごみは、庭に埋めて土に還していました。戦後、高度計座成長期を経て私たちの身のまわりには物があふれ。ありがたみや感謝の気持ちをい忘れて、次第に捨てることに抵抗がなくなっていった気がします。ちょうどその頃からごみをはじめとする環境問題が目立ってきたような気がします。


私も大人になり、自然環境やエコについて考えたとき、ふと祖母の生き方を思い出しました「もったいない」という意識を持って物事を見てみると、今まで何気なく捨てていた物は、まだ利用できたのではないかと気づきました。それから、祖母の生き方が私のお手本になりました。


やがて子どもが生まれ、縁あって東京の西郊・あきる野市にある古い民家で暮らし始めました。家のまわりは、自然豊かな里山が広がっています。近所にも祖母のような暮らしを続けている方が多く、日々様々なことを教わっています。


昔ながらの知恵や、ちょっとした工夫で物を生かして無駄なく使うことができます。楽しみながら作業をしているうちに、ゴミの量も少なくなってきました。本書では旬の素材を季節ごとに取り上げて、捨てずに、上手に利用する方法をご紹介します。


知ってた?玉ねぎの皮を煮出すと赤茶色のお茶になるんだって!とうもろこしの芯でだしを取って味噌汁やスープになるんだって!その他、「たんぽぽコーヒー」「よもぎ茶」「じゃがいもの床漬け」「ビワの葉茶」「きゅうりのピクルス」などなど。

この中では、すいかの皮の漬物はよく作るかなあ!私も祖母を思い出しました。おススメ!(^J^)