NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園 (NHKスペシャル)
- 作者: NHK「ホットスポット」プロジェクト
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/06/08
- メディア: 大型本
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シンガーソングライターのさだまさしの歌「前夜」(1982年)で、♪〜トキが七羽に減ってしまったと新聞の片隅に写りの良くない写真を添えた記事がある〜♪ と歌われていたが、2003年日本のトキは絶滅した。現在、佐渡島のトキ保護センターに中国から輸入したトキ数十羽を含めて、中国に約300羽程度が残っているだけなのだとか。
絶滅。なんと淋しい言葉なのだろう。この地球上では約 2000万種の生物のうち、毎年5万〜15万種(毎日 100〜300種)の生物が今も絶滅し続けているのだ。なんとも切ないではないか。
さて、この本。NHKで放映されていたんだってね。知らなかった。(・_・)
ホットスポットとは、正式名称を「生物多様性ホットスポット」という。人間活動の影響を受けた結果。もともとの自然環境の7割以上が失われている地域を指し、多様性に恵まれているものの、その一方で自然環境が激しく損なわれている場所でもある。つまり、地球上の、今まさに消えようとしている、かけがえのない命が息づいている場所なのである。まず2000年には25か所の生物多様性ホットスポットが選ばれた。その後2004年に日本を含む9か所が新たに追加され、現在34か所が選定されている。
ページをめくるたびに、美しい、珍しい動物や生物が掲載されている。その中でも、「絶滅した動物、絶滅をまぬがれた動物」〜日本編の中のページが、また切ない。(T_T) ニホンオオカミの項を紹介しよう。
ニホンオオカミ 神から害獣への転落
ニホンオオカミは体長80センチ〜110センチほどの小型の狼だ。数頭の群れを作ってシカやイノシシなどを襲い、山すその野の岩穴などをねぐらにしていた。
かつては本州、四国、九州の人里近くにふつうに姿を見せていたが、人間とのトラブルはめったになかったともいわれている。むしろ農作物をあらすシカなどを狩り里を守る「山の神」「大神(オオカミ)」として、信仰の対象にさえなっていた。今でも各地に「狼」の名のつく地名や、オオカミを祀った神社が残っている。
しかし、次第に人間による生育域の開発ですみかを奪われ獲物となる動物の現象でニホンオオカミは数を減らしていった。さらに江戸時代に狂犬病が流行し、伝染して凶暴化したものが人や家畜を襲うようになると、それまで神格化して共存していた関係は崩れ、ニホンオオカミは害獣となった。
明治以降には、飼い犬を通してジステンパーなどの伝染病が伝わり、減少に拍車をかけた。ついに、1905年1月に奈良県で捕獲された1頭のオスを最後に、保護の手が伸びることのないまま絶滅したと考えられている。急速な現象のためか、一時は動物園でも飼育されていたと伝えられているが、生態に関する学術的な記録はほとんど残っていない。
ニホンオオカミは生きているという説もあるみたいだけど。地球上の大先輩、様々な動物を大事にしないとね。(・_・)
NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園
http://www.nhk.or.jp/hotspot/
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