酒場のギター弾き 小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『赤塚不二夫120%』(赤塚不二夫)

赤塚不二夫120% (小学館文庫)

赤塚不二夫120% (小学館文庫)

ここでも何度か紹介している、大尊敬している漫画家・赤塚不二夫氏。(^O^) どれだけ彼の影響を受けているかわからない。

BOOK〜『赤塚不二夫のおコトバ マンガ人生50周年記念出版』

http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110624


私の本の読み方は、一人気に入った人がいると何冊か立て続けに読むというやり方。この本は氏の自叙伝なのだ。これでいいのだ。そのエッセンスを紹介するのだ!



僕は本当に人間が好きなのだ。つまらない人がいたら「なんで、こんなにつまらないんだろう」って面白がってしまうし、一人でプンプン腹を立てているヤツを見ると、「よくまあ、こんなに怒っていられるなあ」って、なんかおかしくなってしまう。僕はなんでこんなにギャグや面白いことが好きなんだろうって考えると、結局、人間が好きだから。人間ほど面白いものはないし、人間ほど不思議な生き物はいないし、人間ほど愛しいものはない


この世で笑う生き物は、人間だけだっていうこと。動物は笑わない。そうやって考えると。笑いって、実はすごく高度なことなのだ。高い知能があって初めて できる行為。人間にとって、笑いは本能であるからこそ、笑い声が世界中みんな同じなんだと思う。


石ノ森章太郎は、本当に天才なのだ。彼は宮城県に住んでいたのだけれど、高校卒業と同時に、講談社の編集者が「とにかく上京してこい」って東京に呼んだんだ。彼は、本当は大学に行きたかったんだ。願書までとったのに、編集者に取り上げられちゃった。おまえはマンガ書けって。天才だものしかたない。


・当時まだマンガというものが確立していない時代で、大先輩は僕たちにとって「神様」だった。手塚治虫とか田川水泡などというすごい人たちは、もう特別な存在で 僕たちとは違う世界の人たちと思っていたから、僕たちみたいな少年マンガ家が、本当にマンガ家を目指してもいいんだろうかっていう気持ちもあったし、はたしてマンガ家になれるんだろうかという不安もあった。まだマンガそのものが市民権を得ていない。だから人に言うこともできない。


・僕のマンガに出てくるケムンパス。あれは毛虫とサロンパスを一緒にしてケムンパスにしたのだ。


結局すべて、人とのつきあいの中から生まれてきたことなのだ。人と出会って。コミュニケーションをして、つきあって、そうやって人の輪が生まれることで。一人ではできないことができるようになるんだね。いい人間関係を持っていると、自分の力以上のものを生み出すことができるわけだ。


・これは僕の生き方になっているんだけど、いつもその場で、自分が一番劣っているって考えるのだ。自分が一番バカで最低だと思っている。そうすると、いろいろな人と出会っても、いろんなことを教えてもらえる。だから石ノ森章太郎もちゃんと教えてくれたし、藤子不二雄を勉強させてくれたし、兄貴分の寺田ヒロオも、こんこんと漫画の描き方を教えてくれた。自分がバカだと思っていると、人から本当にたくさん学べるのだ。だから僕は、ずーっとそう思ってきた。


赤塚先生って、本当に腰が低い。やっぱり漫画界のトップ3%だね。(^O^)