「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜人生をあきらめないおやじは自炊する!…『おやじごはん』

おやじごはん。―人生をあきらめないおやじは自炊をする

おやじごはん。―人生をあきらめないおやじは自炊をする

このブログは私の個人のものだけど、ウチ(SA)の会社のブログにも書いています。読んでね。毎週火曜日が私の担当です。(^J^)


SAトレーナーブログ  小野塚:教育実習の思い出!?
http://blog.livedoor.jp/samaster/archives/51749344.html


大学を卒業して、社会人になってから結婚するまでの8年間、一人暮らしをしていたので、料理を作るのは大好き。(^u^)
今でも台所に立って、何かをつくったり、冷蔵庫の中を見て、献立を考えたり、八百屋さんやスーパーに行くのが大好き!ビジネス界を引退したら「専業主夫」になりたいくらい。包丁を持っていたり、手を動かすとなぜか安心するんだよね。そんな私ってオカシイ?(^v^)

さて、この本はそんな「おやじ」のための料理のツボとコツが満載。著者は、杉村洋一郎氏。良妻賢母の主婦の方はもちろん知っているかもしれないけれど、これは、おやじのための簡単実用レシピと自炊基本論が書いていあるのだ。そのエッセンスを紹介しよう。


・人生には、絶望するときがある。しかし、そんなときだってメシは食わなくてはならない。人間は希望がなくては生きていけないが、希望が見えないときは歯を食いしばって希望を探すのである。その気力を支えるのは体力なのだ。生きの長い頑張りを支えるのは、メシなのだ。


【ダシのとり方】


本書で多用される和風の基本ダシ。まずは鍋に昆布を敷く。必ず水から始める。お湯にぶち込んではいけない。水から火にかけ、決して沸騰させない。煮込んでしまうと昆布の臭みとヌルヌルがダシに移る。お湯がユラっとするぐらいのタイミングで昆布を引き上げると、
ほんのりかすかであるが本当に上品なダシがとれる。

鰹節は、日常の食事であればパックの花かつおで十分。これを大量に鍋に入れるわけだ。おっと、投入のタイミングjは鍋の火を消してから。
やがて鰹節がおツユを吸って鍋と同化したタイミングでもって目の細かいザルなどで鰹節を漉しとる。漉した鰹節はたっぷりと水分を含んでいて
もったいないが、絶対にダシを絞ってはいけない。臭みが一気に出る。自然にしたたるのを鍋に受ける程度にしておこう。


【鶏ガラスープ】


鶏ガラスープは顆粒状のものが市販されていて便利だが、一度鶏ガラから自分でつくってみるとあまりの味の差に愕然とすることだろう。料理の腕が2ランクぐらい上がった実感が持てる。材料費は安いもので、国産鶏で100〜150円、ブランド鶏でもその倍くらいである。これで何リットルものスープがとれて料理の応用範囲は驚くほど広い。


【100年前ダイエット】


日本で一番理想的な食生活を一般市民が送っていたのは大正時代ぐらではないかという学者がいた。肉も食べるが現在ほどではない。油はまだ高くて、毎日のように揚げ物を食べることもない。現在の基本的な食材や調味料がほとんど揃っていたのが、大正時代だという。
そこで、「自分が100年前」に生きていたらどんな食生活をしていたか…」を考えてみる。肉そのものが高価で、毎日は食べられない。
食事の基本は「旬の野菜」か「大衆魚」だろう。しかもあれこれ調理したものではなく、「○○の煮たの」「○○の焼いたの」というシンプルな食べ方がほとんどだったろう。油は使うが、ほんの少量。あとは納豆や豆腐を多用する。


朝 ご飯と野菜入りのお味噌汁、豆腐か納豆
昼 焼き魚と野菜の煮たもの
夜 煮魚や鍋。刺身。椀物。


こういうシンプルな食生活が続けば、どんなに太りやすい人だってスリムになっていけるはずだ。昔の日本人はこういう食生活をしながら、案外毎日元気に力仕事に精出していたのだ。


よし!今度鶏ガラスープを作ってみよう!「おやじごはん」にハマってます!(^<^)