「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜巷に生きる無名の人々のコトバ!…『無名人名語録』(永六輔)

無名人名語録 (講談社文庫)

無名人名語録 (講談社文庫)

ここでも紹介した放送作家でタレントの永六輔氏。(^J^) 氏は、知る人ぞ知る筆まめでいらっしゃっる。私も僭越ながら、「成功するハガキ活用法」などというセミナーをやっているので、以前ファンレターをお送りしたら、数日経ってからどきました。さすが永さん!(^<^) 『毎日のハガキが30枚を超えています。乱筆・乱文お許しください』という朱のハンコが押してあった。カア〜!!!その時以来益々ファンになっちゃいました〜!この本もよかったね。


BOOK〜老いとは?死とは?…『大往生』(永六輔
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20100311


この本は、旅の先々で見つけた無名人の名言集なのだ。よくも集めたねえ…。そのこと自体に感心するのだけれど、中身もいいよお!その中で特に気に入ったフレーズを紹介しよう。



子供 叱るな 来た道だもの 年寄 笑うな 行く道だもの


「ヘルシー・メニューでシェイプアップ 絶対に貴女はやせられます!」なんの宣伝だと思う?婦人自衛官募集だよ。うまいと思うよ、うまいねェ。


・アナウンサーによくいるんだけど……。本当にガンバっている人に、気軽にガンバってくださいと言うことがあるけど、ああいうアナウンサーの、首を締めちゃいたい。


・長寿って言うけどさ、寝たきり老人は長寿って言えねェと思うよ。あれは単に、長命なんだよな。長命と長寿じゃちがうんだ。健康でなきゃ長寿じゃない、そうだろ。


・刑務所を出た人間を、暖かく迎えてくれるのは、やっぱり暴力団だけなんです。御町内の皆さんは迎えてくれませんからね。


・食事ってのは、味のうまいまずいじゃありませんよ。食事ってのは、思い出なんですよ。思い出にうまいまずいはありませんから


・食欲の秋って言うのに、どうして性欲の春って言わないの。


・表彰されたり、受賞したりすると、その発表のときにどうして年齢も書かなきゃいけないのよ。私、自分の年齢を言わなきゃいけないような賞ならいらないわ。


・女は見られると美しくなるっていう言葉があるからね。何十年も、女房を見ているけどねェ。あの言葉はウソみたいだねェ


・女性週刊誌から、『やせられます』って広告を破いていったら、三分の一の厚さになっちゃった。


・障害っていうのは、その人の個性だと思えばいいんだよ。見えないという個性。歩けないという個性。個性だと思えばユニークなもんですよ。ボクはそう思って車椅子に乗っていますがね。


・借りるときはありがたい、でも返すときはおっくうになる。こりゃ、金と雨傘だよ。


・この宮古島からも、東京へ勉強に行ってるのもいますよ。あんたはどこの人?渋谷、渋谷ねェ…。そうだ、渋谷に岡本っていうのがいるんだけど、岡本…しらない?…岡本は渋谷にいるって言ってたけどなァ。


『子供 叱るな 来た道だもの 年寄 笑うな 行く道だもの』は、名言だよね〜。誰が言ったかわからないけど。(゜o゜) 一生にひとつくらいは名言を残したいよね…。無名でもいいから。(^J^) おススメ本です。