「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK&GOURMET〜『新宿駅最後の小さなお店ベルク』

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)

生ビール  315円 ハーフ&ハーフ 346円  コーヒー 210円
ビア&カフェ BERG(ベルク)
新宿区新宿3−38−1 ルミネエストB1  7:00〜23:00


日本一の乗降客を誇るJR新宿駅東口を出て左へ。まっすぐ行ったおそば屋さんの隣。きっと行ったことがなくても、この横を素通りした人は多いだろう。それが、ここ、新宿駅最後の小さなお店、ベルク。(^◇^)
私は、この店大好き!朝からビールが飲めるし!(^_-)-☆


山手線内から個人営業の店がなくなる日も近い、といわれる中で、数少ない個人店。ウマい、そして安い、そして最高の立地!そして雰囲気も抜群!


そのベルクの社長兼店長の井野朋也氏が本を書きました。この野生の時代に個人店が生き残るツボとコツとは?そのエッセンスを紹介しよう。


・毎日平均して1500人のお客さまが、たった15坪の窮屈な店内めがけてコーヒーや生ビールを一杯ひっかけに、ホットドッグやおつまみを楽しみに押しかけます。うちのような無名の個人店がまわりの大手チェーン店を張り合うには、結局、飲食店としてのまっとうなサービス(早い、安い、うまい)を極めるしかありませんでした。


・年齢、性別や職種や国籍の垣根を超え、ごった混ぜになっている店は珍しいようです。ベルクは、いわゆる顔なじみ(店主と常連さん)の店ではありません。有名人ですらここではほどよく紛れて意外と目立ちません。


・早い、安い、うまい。経営者サイドの言葉を使うと、「高回転」「低価格」「高品質」です。それが最も達成されやすい業態はセルフサービス形式のファーストフードです。


・ベルクは、「どこにも真似できない」が合言葉でした。理想的な飲食店ってどんな店でしょう?たとえば、

「食べたい時に食べたいものが食べられる」 「しかもちょうどいい値段で。抜群の美味しさで」 「お店の人もちょうどいい感じがいい。つかずはなれず何気に気にしてほしい」 「自由に使えるのがいい。飲み物や食べ物が自由に気分で選べるような店」 「一人でも入れて、人も連れて行けて、その人がとても気に入ってくれるような店」 「発見がある店」 「癒されて元気になる店」 「気分転換になる店」 「お店の人が楽しそうに一生懸命やっているのが伝わってくる店」 「ささやかなあたりまえの幸せがある店」…それが今のベルクです。「早い、安い、うまい」という基本を続けていて、いつのまにかそうなったという感じがします。


「自分たちが毎日食べられるもの」が基準です化学調味料や保存在を使わず、鮮度で勝負する、最高級のコーヒーマシン、アイスコーヒーの水は、豆を北海道に送り、羊蹄山から湧き出る高質なミネラルウオーターに24時間つけこんで、また送り返してもらって香りとコクを出している、ソーセージは、本場ドイツのコンクールで金賞を受賞した味を提供しています。


・デパートの野菜売り場に生産者の顔写真が掲げられているのを最初にやったのはベルク。10年以上前から、コーヒー、パン、ソーセージの作り手、担い手たちの写真を飾っています。彼ら三人の職人は世界レベルから見てもトップクラスの腕前をもつ職人たちです。


・接客はゆとりから生まれます。秘訣をあえていえば、横綱相撲」のイメージで接客すること。横綱相撲」とは、どんな相手がどんなふうにかかってきても、がっしり受け止めて差し上げること。そこには懐の深さといいますか、心身ともに余裕がないと。擦り減ってしまいます。私の場合、オフの時間をいかに過ごすかが結構大きい。仕事とはまったく別のチャンネル(避難所)をいくつも頭の中に作っておく。それらは私にとって、いつも新鮮な気持ちで余裕をもって仕事に取り組みのに必要なものです。


外食業コンサルタントの押野見喜八郎氏はいう。「私のコンサルタント的発想からすればほとんどクレイジーというほかはない原価率がかけられているし、原材料の品質や味についても自分自身の感性と価値観にミートするものだけを厳しく吟味している。ベルクの価格は安い。良いものをできるだけ安く売る。しかもベルクの立地は超一等地の条件を最大限に生かしている稀有の存在の繁盛店だ」
ああ〜!またベルクに行きたくなっちゃった!(^_-)-☆

ソーセージ&クラウト 409円

ビア&カフェ BERG(ベルク)へようこそ!
http://www.berg.jp/