- 作者: 奥健夫
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2009/01/23
- メディア: 単行本
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「夢を紙に書くと叶う」「『ツイてる』と言うと、いいことが起こる」などのいわゆる「成功法則」を滋賀県立大学の奥健夫教授が科学的視点でみていくというもの。
冒頭の「心を科学する―量子から見た心と現実世界(心と光と物質)」は、ちょっと難しいけどそのエッセンスを紹介しよう。
・ノーベル物理学賞の江崎玲於奈氏によれば、21世紀最大の課題は、「心・生命と宇宙の解明」とのことです。多くのノーベル賞受賞者たちとの議論の中でも、最終的には「心と宇宙」にいきつくそうです。
・心は大脳辺緑系―視床下部あたりにあり、ここで心の状態が微量伝達物質(ホルモン)に変わると言われています。そしてその伝達物質は、内分泌系から細胞、遺伝子、DNAにまで到達します。
・心の研究に、『量子脳理論』があります。脳細胞の原子に量子力学をあてはめ、心を調べる理論です。一つの面白い結論が出ています。脳細胞の中で、水分子がコヒーレントになり特殊な光が出ているというものです。コヒーレンントとは、波動の「波の長さ」と「位相(波が始まる位置)」が全部そろった状態です。そして、この波のそろったコヒーレントな光の集合体が「心の正体」だという説も出されています。
・エネルギーや光は、物質に変換できます。これが、アインシュタインの「相対性理論」E=mc2です。つまり体重が重いほど、その人のエネルギーが大きいということになります。でも体が小さくても、独特の迫力を持っている人もいます。その人は、物質的なエネルギーでない別のエネルギー、つまり心のエネルギーをもっているのかもしれません。
・1996年には、ヨーロッパ素粒子物理学研究所で、光から水素原子と反水素原子を生み出すことに成功しています。つまり、光から人間のからだの一部を作りだすことが可能になったのです。
・心のエネルギーは簡単には物質化しません。それは心のエネルギーが低いためと思われます。もし心のエネルギーを、高い密度にしぼり込める人であれば、即座に物質化現象をおこすことができそうです。
心のエネルギーの密度を高めるには、集中することが必要です。心のエネルギーを一点に集めるのです。、そして心のエネルギー密度が、あるレベル以上になれば、心のエネルギーが自然に物質化・現実化するようになるのです。
・心のイメージは情報を持っています。その情報は、エネルギーに変換できます。東京タワーも東京都庁のビルも初めは、人の心の中のイメージだったのです。つまsりイメージやビジョンを、どれだけ明確にはっきりと心の中に映し出せるかが大切になってきます。現実化のカギは「心のイメージ密度」にあります。
・あなたが今いる環境は、生まれてから今までのあなたのイメージの総決算です。あなたの心のエネルギーが、物質化・現実化したものなのです。
・自分の心を変えれば、心の量子状態が周囲に影響し、量子状態でつながっている周囲の環境や他人の心まで情報が伝わり、変化していくのです。
・自分の人生でひまわりの花を咲かせたいのであれば、ひまわりの種をまくことです。自分ではひまわりの種をまいているつもりでも、別の種をまいていることはよくあることです。自分の行動をよく見てみましょう。
・自分の言葉は、いつか自分に返ってくると言われます。言葉は、口からでる空気の振動です。それを出すのは「人の心」です。口から出てくる言葉は、空気の振動でありながら、心の情報の一部が含まれていると言ってもいいでしょう。心の情報を含んだ言葉は、周囲に広がり、最終的には反射して自分に返ってきます。いい言葉とは、宇宙全体の進化に貢献できる言葉ではないでしょうか。
・心と物質がかかわると、偶然の一致「シンクロニシティー」がおこるようです。ホログラムの量子情報(すべての物質や物事)は量子論の波動の周期が、同じか整数倍になり、しかも波の始まる位置(位相)が同じ場合、シンクロがおこるのかもしれません。
・夢をはっきりさせる方法が「紙に書くこと」です。夢を紙に書き出してみることによって、自分の心の波が定着されます。その心の波にそって、自分が行動しやすくなります。
・自分が尊敬できる人をめざし、自分がそのようにふるまうことで、逆にそのような人が集まってくるのです。人間とは不思議なもので、自分の心と同じ波長の人が、量子レベルでの共鳴現象によって、引き寄せられてくるのです。
ハア〜!\(◎o◎)/!光が物質に変換するってスゴクない?ほーっ!文系の方も理系の方にもおススメ!