福岡に来ています。(^v^) めちゃ寒っ!(>_<)
さて久しぶりに野球の本。オールドファンにはタマラナイだろう。偉大な10人の野球人、苅田久徳、千葉茂、西本幸雄、杉下茂、吉田義男、関根潤三、中西太、小鶴誠…などなどの伝説の人のインタビュー集なのだ。著者はフリーライターの高橋安幸氏。
…福岡というとあの!伝説の西鉄ライオンズの稲尾、中西、豊田あたりを思い出すね〜!
70年を超えるプロ野球の歴史に名を刻む伝説の選手たちが今、ありありとよみがえる!そのエッセンスを紹介しよう。
・唯一の400勝投手 金田正一 「球界の「天皇」は生涯ムキで行く」
「なんで400勝できたのか、本当のことを言ってみようか?強い体をもって努力したから、だよ。勝つ材料、つまり体がなかったら勝てない。だから、体のそのものの素質と、その人の自己管理が行き届き、節制をすれば勝てる」
「プロ野球なんて大っ嫌いだったんだから。野球なんて、あんな退屈なもの、よう見に来るな、と思っとったわ。ワシらの時代には、ようこんな退屈な野球を見に来てくれるな、という思いがあったから、お客を退屈にさせないようにピッチングをした。見る人が喜ぶように、喜んで帰れるように。それがわれわれの時代の野球だったんだよ」
「ワシは天皇というニックネームは気に入っているよ。確かに「天皇」といわれるくらい活躍してたよね。明けても暮れても試合に出てるんだもの。前日に完投していても、チームが勝てるとなりゃ、一気にガーッと出ていった。弱音、泣きごと、一切なし。ワシは国鉄時代、人の手助けを受けて勝ったことがないんだ。全部自分でケリを付けた。今思えば、絶対に人に真似できないことをやった。だから「天皇」だったんだろうな」
・神様仏様稲尾様 稲尾和久 「鉄腕はなぜ死ななかったのか(打たれなかったのか)」
「ピッチャーの価値というのは防御率で決まるんだよ。ランナーを出しても、ベストの方法でアウトを取り、点を与えなければ、それはイコール防御率のよさにつながるわけだよね。そう考えると、ランナーを背負ったときこそが、ピッチャーの価値を左右する」
「三振を取るのはいちばん気持ちいいんだろうけど、状況状況で何がベストのアウトなのか、もっと考えて、発想出来ていいはずなんだ」
・関根潤三 「いまこそ球界には「一勝二敗の名将」が必要だ」
関根さんは、投手としても野手としても活躍した名選手。サウスポーだったんだ!
…などなどこの本は名言だらけで、ポストイットだらけになってしまった…。かつての名選手ってかっこいいよね〜!ちなみに表紙は苅田久徳氏だ。
プロ野球ファンにはぜひオススメだよ!(^^♪