- 作者: プレジデント編集部
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2006/05/26
- メディア: 単行本
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これを読みながら自分の座右の銘を探してみたらいかがだろうか?例えば…
・(『暇なときは何をされているのですか?』と聞かれて)「暇なときとはどんなときかね?」(ピーター・ドラッカー)
・「松下電器は何を作る会社かと問われたら、まず、人を作る会社と答えていただきたい。しかる後に、電気製品を作る会社だと答えていただきたい。」(松下幸之助)
・「やるべきことが決まったら、執念をもって最後までやれ。問題は能力の限界ではなく、執念の欠如だ。」(土光敏夫)
などなど。そして一番私の心を動かしたのは、ホンダの創業者の本田宗一郎氏の引退スピーチだ。
ホンダ創立25周年を機に、突然社長を引退、世間を驚かせると共に、「爽やかな引け際」と評判を呼んだ。宗一郎が社員に向かって語ったスピーチを一部紹介しよう。
ホンダは、夢と若さを持ち、理論と時間とアイデアを尊重する会社だ。
とくに若さとは、困難に立ち向かう意欲、枠にとらわれずに新しい価値を生む知恵であると思う。
私はまだまだ心だって身体だってその意味で若く、みんなに負けていないつもりだ。
だが、現実問題として、残念ながら、
『若い人はいいなあ、若い人にはかなわないなあ』と感ずることが多くなってきた。
たとえば、CVCCの開発に際して、
私が低公害エンジンの開発こそが、先発四輪メーカーと並ぶ絶好のチャンスだ、
といったとき、研究所の若い人は、
排気ガス対策は企業本位の問題ではなく、
自動車産業の社会的責任のうえからなすべき義務であると主張して、私の目を開かせ、心から感激させてくれた。(略)
みなさんの努力で、よい交代時期をつくってくれたことを心から感謝している。(略)
思えば、随分苦労も失敗もあった。
勝手なことをいってみんなを困らせたことも多かったと思う。
しかし、大事なのは、新しい大きな仕事の成功の陰には、
研究と努力の過程で99%の失敗が積み重ねられていることだ。
これが分かってくれたからこそ、みんな、頑張りあってここまで来てくれたのだと思う。
ホンダと共に生きてきた25年は、私にとって最も充実し、
生きがいを肌で感じた毎日だった。
みんな、よくやってくれた。
ありがとう。本当にありがとう。(略)
明日の素晴らしいホンダをつくるのは、きみたちだ……。
ハア〜!!!(>_<) 胸を打つね〜!こんなリーダーがいたらついていきたいと思うよね〜!