「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「私はどうして販売外交に成功したか」(フランク・ベトガー)

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私が今まで読んだ自己啓発、能力開発、ビジネス書の中で3本の指に入る本。座右の書といっても華厳の滝ではない…、いや過言ではない。(~_~;)今まで何回読んだことか。反復する度に感動がよみがえるのだ。


『人を動かす』『道は開ける』などの本で有名なデール・カーネギーが、
「本書を一冊手にするためには、シカゴからニューヨークまででも、喜んで歩いて
ゆく」と言わしめた名著中の名著。そして「全米最高のセールスマン」と絶賛して
いる伝説のセールスマン、フランク・ベトガーがその人だ。


彼は、メジャーリーガーとして人生の絶頂期を迎えていたときに、突然の怪我で引退・・・。まったくの経験ゼロの状態から生命保険のセールスマンになり、惨々たる失敗のどん底からアメリカ第一の成功者となり巨万の富を築いた、彼の販売術と心構えに関する本だ。スゴイよ〜!


『質問の技術』 『忙しい人へのアプローチ』 『顧客の部下を味方にするには?』『紹介者の名前を出さないで紹介をもらう方法』などは、私が実際に、実践してきて現場で成果があったものばかりだ。今から、40年以上前にも、ウチのMSP(マスター・セールスプログラム)の原型があったのだ〜!


最も、私が感動をしたのが、「新しい顧客を得るには」の中の『売るときの努力よりも、売った後の商品を大切に
する』
を実践した宝石店の話。ちょっと長いが紹介しよう。


ある年配のご婦人が、ダイヤモンドのブローチを購入した際に、

『私は、その箱を包装しながら、ベトガーさんの話を思い出しました。売ろうと
努力していたときよりもブローチに愛着を感じてきました。
私はこのブローチには
何ともいえない愛着があること、このダイヤは今まで扱った中で一番素晴らしい
もので、南アフリカで一番上等の山から採れたものだと説明し、今後末永くこれを
おつけになって心行くばかりお歓びくださるようにお願いしました。』

彼は続けて、『ところがベトガーさん、それでどうなったと思いますか?
そのご婦人は両目に涙をいっぱいためて、私はそれを聞いて大変嬉しくなった
とおっしゃるではありませんか。

というのは一個のブローチにこんなお金を払うなんてどうかしているのではないかと気に病み出していたとおっしゃるのです。心からお礼を申し上げて、店の入口まで
お送りしました。

その一時間後に同じホテルの別のご婦人をお連れして、また店に引き返して来て
くださいました。前のご婦人は、私をご自分のご子息でもあるかのようにその友達に紹介してくださいまして、そのご婦人もいろいろお買い上げ下さいました。
私は、これで新たに二人の友人が出来たのだと思いました。』


ハア〜!!(T_T) こんなエピソードが満載。ピン!と来たら読んでみて下さいな。


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