「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

SPECIAL〜『2018年小野塚テル 番付表・書籍編 』

さあ、あっという間に、早いもので2018年も大晦日。今年もいろいろと、たくさん、お世話になりました。ありがとうございました。\(^o^)/


さて、毎年恒例の今年の「小野塚テル 番付表・書籍編」を発表します。今年もたくさんの感動の本に出会い「仕入れ」ました。このブログも読者のみなさんのおかげで12年、通算4343日を迎えました。来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください!(^◇^)


横綱】「サピエンス全史 (上)(下)文明の構造と人類の幸福」(ユヴァル)


〜私たち現生人類につながるホモ・サピエンスは、20万年前、東アフリカに出現した。その頃にはすでに他の人類種もいたのだが、なぜか私たちの祖先だけが生き延びて食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いた。40歳のイスラエル歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』は、この謎を三つの重要な革命──認知革命・農業革命・科学革命──を軸に解き明かす。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180409
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180508


 


サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福


 


サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福



大関】「添野義二 極真鎮魂歌 大山倍達外伝」(小島一志


〜“極真の猛虎”が死ぬまでにどうしても書き残しておきたかったこと――。師・大山倍達の素顔から、第一回全日本選手権梶原一騎極真空手の真の関係、そして熊殺しウィリー・ウイリアムスの世界大会暴走反則やアントニオ猪木との格闘技戦まで大山倍達の「鉄砲玉」として極真空手のさまざまな事件で体を張り続けた歴史の生き証人が、すべてを明かした! 驚愕の回顧録完成、ついに封印は解かれた!


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180608


   


添野義二 極真鎮魂歌: 大山倍達外伝




【関脇】「オレ、カエルやめるや」(デヴ・ペティ マイク・ボルト)


「だって、なんだか ヌルヌル してるしさあ。」カエルはカエルがイヤなのです。だってぬれてるし、ヌルヌルしてるし、ムシばっかり食べるし……。それよりも、もっとかわいくて、フサフサの動物になりたいのです。カエル親子の陽気な会話で繰り広げられる自己肯定の物語。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20181201



オレ、カエルやめるや


【小結】「居酒屋チェーン戦国史」(中村芳平)


仁義なき居酒屋戦争は果てしなく続く!異端の創業者たちの野心と苦闘に迫る。日本独自の居酒屋文化を広げたのは、居酒屋チェーンといってよい。その創業者たちは、たった一店舗から数百店舗まで拡大させた変人・奇人の野心家ぞろいだ。誰しもが看板を目にしたことのある大手チェーンは、どのように戦いを繰り広げたのか。いかに居酒屋を進化させたのか。彼らの死闘の物語をひもとく。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20181103


 


居酒屋チェーン戦国史 (イースト新書)



【前頭筆頭】「翔べ イカロスの翼 青春のロマンをピエロに賭けた若者の愛と死」


〜最初にサーカスと接近したのは、命がけで生きる「芸人の世界」を撮るのが目的であった。その間、雑用をさせてもらうことを条件に、彼はテントに住みついた。だが、外側から芸人を撮ることに飽き足らず、自分もサーカスの人間になりたいと彼は願った。もともとサーカスの内部は、ひとつの大家族である。芸人は親子か、きょうだいか、夫婦者がほとんどだった。それまでは無縁の人間が、大卒で命がけの曲芸をおぼえるなどという前例は、もちろん皆無である。しかし彼は自分の信念で、それに挑戦した。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180803


 


翔べイカロスの翼―青春のロマンをピエロに賭けた若者の愛と死 (1978年) (翼シリーズ〈3〉)



【前頭二】「神様の裏の顔」(藤崎翔)


〜坪井誠造、享年六十八。教育者として自らの全てを捧げ、万人に慕われた神様のような男。その通夜には、彼を慕う多くの人々が押し寄せ、悲しみの涙を流す。坪井の娘、晴美は、その様子をうちひしがれながら見つめていた。坪井と不仲だった晴美の妹・友美、後輩教師でゴリラに似た初老の男・根岸、坪井の教え子で男盛りのアラフォー・斎木、不登校の過去を持つ今どきギャルの茉希、ご近所の元気なおばあさん・広子、そして坪井が大家をしていたアパートの住人でお笑い芸人の寺島。ごった煮的に集まった面々が、それぞれに神様・坪井をしのぶうち、話は妙な方向へ。なんと皆の告白により、坪井の隠された犯罪が明らかになり……


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180113



神様の裏の顔 (角川文庫)


【前頭三】「夜明けあと」(星新一


「明治は遠くになりにけり」。明治時代当時の世相や風俗、ゴシップなどのニュースで、近代化の流れをたどるユニークな編年史。文明開化から始まった明治という時代にタイムスリップできる一冊。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180606


 


夜明けあと (新潮文庫)



【前頭四】「みかづき」(森絵都


〜熱い教育論が飛び交う、戦後史にして大河ロマン。日本における学習塾の変遷、その塾の経営者三代の奮闘、女系家族の確執、理想の教育。昭和三十六年。教員免許はないが、抜群の教える「才」を持つ大島吾郎は、小学校の用務員室で生徒の補習を行っていた。壮大な学校教育と塾の歴史に昭和、平成という時代の変化が二重らせんのように絡み合う。登場人物の個性がキラリと光る!「


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180315


   


みかづき



【前頭五】「ゼロからトースターを作ってみた結果」(トーマス・トウェイツ)


〜 著者が鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを作るべく七転八倒。集めた部品を組み立ててみて初めて実感できたこととは。われわれを取り巻く消費社会をユルく考察した抱腹絶倒のドキュメンタリー!


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180610


 


ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)


【前頭六】「闇を裂く道」(吉村昭


〜大正七年着工、予想外の障害に阻まれて完成まで十六年を要し、世紀の難工事といわれた丹那トンネル。人間と土の熱く長い闘いを描く。熱海―三島間を短時間で結ぶ画期的な新路線・丹那トンネル大正7年に着工されたが、完成までに16年もの歳月を要した。けわしい断層地帯を横切るために、土塊の崩落、凄まじい湧水に阻まれ、多くの人命を失うという当初の予想をはるかに上回る難工事になった。人間の土や水との熱く長い闘いを描いた力作長篇。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180702


 


闇を裂く道 (文春文庫)



【前頭七】「宿命の子 笹川一族の神話」(高山文彦

〜ワタシが尊敬してやまない「日本のドン」こと笹川良一氏と父・良一を支えた三男の笹川陽平日本財団会長の、父と子の物語そしての「復讐の物語」なのだ。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180822



宿命の子


【前頭八】「跡を消す 特殊清掃専門会社 デッドモーニング」(前川ほまれ)


孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社「デッドモーニング」。生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20181002


 


跡を消す: 特殊清掃専門会社デッドモーニング


【前頭九】「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」(鴻上尚史


大東亜戦争の特攻隊員の中で出撃しても生きて帰ってきた特攻兵がいた。それも9回も。昨年の2月、92歳で亡くなった佐々木友次氏がその人である。佐々木氏や特攻について調べたこと、佐々木氏へのインタビュー、そして、それらからこの劇作家が考えたこと。


http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20181104


 


不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)


【前頭十】「トロピカル性転換ツアー」(能町みね子


〜旅行気分で「性転換手術」『オカマだけどOLやってます。完全版』の後日談をつづった性転換手術日記。旅行気分で?パーッと気軽に手術?のつもりでタイに渡ったはずが、思いもかけない展開に!?なんとも?痛い?描写も、著者の手にかかれば、徹底的な客観性とユーモアがちりばめられ、壮絶さが薄められた体験記として読める。タイ出発前から帰国後までの日々を、やたらとリアルでときにハード、そしてトロピカル感満載にまとめた脱力系イラストエッセイ。



http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20181226

 


トロピカル性転換ツアー (文春文庫)



【次点】 「はせがわくん きらいや」(長谷川集平)


〜「長谷川くん泣かんときいな。わろうてみいな。もっと太りいな。長谷川くんだいじょうぶか。長谷川くん…。乳児の頃ヒ素ミルクを飲んだ著者が、幼少のときのことを思い出しながら描いた絵本。昭和51年すばる書房初版の復刊。



はせがわくんきらいや